スタイロフォームの素材的特徴
スタイロフォームとはどんな素材?
合成樹脂素材である発泡プラスチックの一種であり、原料はポリスチレン(PS)
主に住宅などの断熱材として建材に使われている。
ポリスチレン(PS)を使った発泡プラスチック(発泡ポリスチレン)
・ビーズ法発泡ポリスチレン/EPS(発泡スチロール、PSの粒を混ぜたもの。)
・発泡ポリスチレンシート/PSP(食品トレーや容器カップ等の包装材。)
・押出発泡ポリスチレン/XPS(スタイロフォーム、」硬くて、難燃性を持つ)
スタイロフォームの素材的特徴は?
・軽量(重さが水の30分の1くらい)
・素材自体が柔らかいため切削作業がしやすい。
・荷重や衝撃には弱いため、落としたり重量のあるものを置いたりしない。
・耐水性に優れているため、水による劣化や破損などに強い。
・溶剤(ガソリン、シンナー、灯油)で溶けてしまう。
・建材に使用されるほどに断熱性に優れている(80度以下)
・逆に耐熱温度は低く170度を超えると溶けてしまう。
・酸やアルカリに対しては安定している。
・紫外線で劣化してしまうため、日に当てない保管が大切になる。
スタイロフォームの加工方法は?
・切る(熱などできると加工しやすい。)
・削る(柔らかいためカッターなどでも削りやすい。)
・磨く(紙やすりや金属ヤスリなど)
・接着(発泡スチロール用の接着剤が必要。)
・溶かす(熱には弱いため溶かして加工ができる。)
まとめ
スタイロフォームは加工しやすく、製品の形態の見本として加工されたり、断熱材として使え荒れたりなどその加工の容易さから様々な場面で活躍する素材であると感じた。