光清毅議員 一般質問(令和6年6月定例議会)
1.行政における人材確保について
Q: 人材確保についての現状と課題は?
A:
20代が165名で、職員全体の28.1%
30代が163名で27.7%、
40代が150名で25.5%、
50代が110名で18.7%
となっています。
特に建築職など技術知識を持った職員の確保が難しくなっており、採用試験を実施しても、応募者数が定員に達しないことがあります。
Q: 採用試験の内容を見直す必要があるのでは?
A:
SPI試験を導入したり、建築職・土木職については採用試験のスケジュールを前倒しして実施することで、人材を確保しやすい環境を整えています。
2.市街化調整区域における既存集落の維持について
Q: 大規模分家の留意点はどのようなものですか?
A:
申請者の親が市街化調整区域の決定された昭和45年11月24日以前から土地を所有していることが条件です。
調整区域の決定以前から既存集落に住んでいる方々の子供が、新たに土地を購入して連携できる許可制度となっています。
Q: 近年の分家住宅の建築状況はどうなっていますか?
A:
令和3年度:一般分家7件、大規模分家1件
令和4年度:一般分家8件、大規模分家2件
令和5年度:一般分家1件、大規模分家4件
Q: 建築規制の緩和についての詳細は?
A:
優良田園住宅制度(平成31年度制定)
都市計画法第34条第11号に基づく区域指定制度(令和4年度制定)
既存宅地であれば誰でも家を建てられるが、場所に限りがあり不適な場合もあります。
Q: 優良田園住宅制度の要件と現状は?
A:
敷地300平米以上、建ぺい率30%以下、容積率50%以下、高さ10m以下の要件に該当する一戸建ての専用住宅です。
栗栖集落で一般住宅1件を許可しています。
Q: 都市計画法第34条第11号による区域指定の要件と現状は?
A:
市街化調整区域に隣接し、50戸以上の集落に適用。
敷地面積200平米以上、高さ10m以下の建築物が対象です。
富岡前駅周辺で一般住宅9件、共同住宅2件の許可があります。
3.犬山温泉の再興について
Q: 犬山温泉の現状と課題は何ですか?
A:
過去3年間の利用者数は増加しています。(令和3年度1万223人、令和4年度4万1965人、令和5年度6万3951人)
日帰り入浴はなし。
温泉施設は名古屋鉄道株式会社が管理しており、組合としての活動は停止しています。
安定的な供給量の確保が課題です。
Q: 入湯税の現状と使用状況はどうなっていますか?
A:
過去3年間の入湯税額は以下の通りです。
令和2年度:114万4650円
令和3年度:147万6750円
令和4年度:625万4250円
観光事業振興基金として積み立てられ、観光案内看板の設置や公衆トイレの建て替え工事に使用されています。
Q: 犬山温泉の入浴施設拡大と情報発信についての考えは?
A:
入浴施設の拡大は重要なテーマであり、民間事業者の参入を期待しています。
効果的な情報発信、宣伝活動に努めます。
Q: 提案された足湯の設置についての考えは?
A:
公共駐車場周辺などの場所を検討しましたが、管理と事業費の問題があり現時点では難しいです。
犬山観光の魅力向上と市民の楽しみを考えた観光地作りに注力します。