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【連載/前編】1回目の起業で大失敗した話

こんにちは!クウゼン広報PR部です😊

この度、社長コラム「代表太田の気になるハナシ」が始まりました!🎉
スタートアップならではの会社経営の舞台裏や代表太田が関心を持ったテーマについて、不定期で発信していきますのでお楽しみに!✨

まずは、太田がクウゼンを起業する前の「大失敗エピソード」を2回に分けて語っていただきます!

今回の第1弾(前編)では、起業に至った背景や扱った商材、最初の展示会での結果までのストーリーをお届けします。



なぜこの話をするのか

こんにちは、クウゼンの太田です。
2016年に株式会社クウゼンを創業してから早くも8年が経過しました。この8年の間に色んなハードシングスを経験してきましたが、今や業務委託を含めると100名規模の会社に成長することができました。文字通りゼロから始まったこの会社に集まってくれたチームのみんなには感謝してもしきれません。

当然ながら僕個人としては、CEOの立場でさらなる成長を目指すことがミッションです。
上(主に大企業)を見上げてはどうやったらあんな大きな企業になれるのか…と内省とワクワクを行き来する毎日ですが、あまり語ってこなかった1回目の起業の経験が実は(それなりに)今の経営に活きているのかなと感じることもあり、過去の経験を共有しておこうと思い筆を取りました。

1回目の起業は副業として始めたこともあり、僕の中では勝手に1人で壮大に失敗した話であり、限られた人にしか共有していませんでした。改めて今振り返ると、本当に足りていなかったものがたくさんあり、まさに失敗すべくして失敗したのかなと思います。そういう意味ではシード期の起業家の方には少しでも参考になれば幸いです。

昨今はシリアルアントレプレナー(連続起業家)が注目されていますが、思い返すと自分もシリアルアントレプレナーぽい側面もあるなと思いまして今後はこのキャラを全面に出していこうと思います(笑)

グローバルビジネスをやりたい

起業して自分で何か大きな事を為すんだという想いは学生時代から持ち続けており、そのビジネスアイデアを色々と練っていました。その中での一つの軸は「グローバルビジネスをやりたい」という点でした。

前職ファンド時代にグローバル展開を志すスタートアップは稀有な存在であること(2013年当時の話です)を痛感しており、どうせ自分がやるなら日本の中に留まることなくグローバル展開だ!ということで方向性を決めました。

世の中にはいろいろなビジネスがあり模索する中で、「海外の商品を日本に輸入して日本の顧客に販売する」=グローバルビジネスとして始めやすいのでは?と非常に短絡的に輸入ビジネスを思いつきます(笑)

自分のビジネス経験もないし、日本の顧客に売る方が手触り感がありそうだし、勢いでやってみるか!ということで1人で動き出すことにしました。2013年冬頃の話です。

写真撮影システムの輸入販売を開始

2013年当時、輸入ビジネスをやるために様々なコミュニティに参加していました。その中で知ったのは「海外の展示会に参加して、直接独占交渉権を勝ち取り、日本で独占販売を行う」という手法でした。

なるほど!展示会に参加して交渉すれば良いのね!ということで、早速輸入する商品を決めるため中国や香港の展示会に参加することにしました。上記のコミュニティで輸入販売仲間もできていたためそこまで気負うことなく軽く見てみるか、というノリでした。
フライトはLCC、宿泊はAirbnb、展示会は無料で参加できるためかなりコストを抑えたスタートでした。

展示会に参加する中でいくつか気になる点がありました。まずその製品が日本のマーケットで競争力を持つのか、という点。当時非常に良いと思った製品の一つにBluetoothの小型スピーカーがありました。日本の小売店、例えばヨドバシカメラで見てみると既にかなりの種類のスピーカーが販売されており、デザインや機能で差別化できるとは思えなかったため、こちらの輸入は見送りました。

そこまでサイズが大きくなく、日本でニーズがありそうで製品に競争力があるものを探し求めて何回目かの展示会で一つの出会いがありました。

香港の展示会でこのような写真撮影システムを販売している事業者を見つけたのです。当時はECサイトで写真を綺麗に見せたいというニーズがあり、また日本の小売店でも写真撮影の装置を販売するエリアはそこまで充実していませんでした。

「これはいけるぞ!」
ということでメーカーの責任者COOと直接交渉をし、複数回香港に飛んではオフィスや製品のDDを行い、無事に独占交渉の契約を締結しました。(さすがに契約締結に当たっては弁護士のサポートを得ました)

初めて展示会で出会ってから契約を締結するまで、2~3か月だったと思います。

日本の展示会で即売会を実施

輸入する商品は決まったけど、一体どうやって顧客を見つけたらいいの?
ここが気になる点かと思います。どのビジネスでも販路開拓は課題だと思いますが、僕のケースではこのような写真撮影システムを求めているのはECでビジネスをしている事業者に違いない!と短絡的に考えてまずは東京ビッグサイトで展示会に出展することに決めました。

聞くところによれば、展示会のブースにて「その場で購入すればxx%OFF!」という打ち出しで買ってくれる人がいるらしい、という本当かどうかも分からない話を元に展示会で即売会を実施することにしました。
その場で写真撮影のデモを見せて「ECサイト用に商品写真を撮る時、背景が暗くて困ってますよね?」という課題に絞り込んでブースで声掛けを行いました。

その結果、3日間の展示会で見事20台の販売契約を勝ち取りました!(再現性があるか現時点では不明ですが…)
1台あたり10万円程度の単価だったので、200万円の契約となり半分を現地メーカーに支払っても100万円の利益が残ります。
これは行けるぞ!とかなり期待が高まったのを記憶しています。

【…後編へ続く】


さて、軌道に乗ったかに見えた展示会でしたが、この後は苦労が続きます…。気になる続きは後編にてお届けしますので、お楽しみに!

また、こんな経験をしている代表のもとで働いてみたいと思ってくださった方は、ぜひ下のリンクからお気軽にご連絡ください!カジュアルにお話しましょう☕️


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