その再会、その言葉に救われる。
先日、JUN SKY WALKER(S)の森純太さんのライブを見に行きました。僕が音楽を始めるキッカケになった大きな存在のひとり。
音楽をやっていたから今の自分があるし、今の仕事をしています。
ライブが終わって帰るとき、出口でライブハウスの若いスタッフに呼び止められました。
『久世さんですよね?』
なんだろうと思いながら「はい」と答えると、
『中学生のころ、ラジオ聴いてました。』
嬉しくて思わず「ラジオネームは何だった?」なんて聞いちゃったら、
「○○○○です!今は自分もバンド活動してます!」
なんという再会だろうか。
僕が中学生のころに憧れたギタリストのライブ会場で、中学生のころに僕の番組のリスナーだった青年に会えるなんて。
数年前、ラジオの打ち合わせを終えてスタジオから出ると、ひとりの青年が缶コーヒーをくれました。
『久世さん、あの時のお返しです。』
なんのことだろうと訊ねると、
『高校生の頃に生放送を見学したとき、喫煙所に向かう久世さんについて行っちゃったんです。そしたら「ここは高校生は来たらあかんよ」って、買ったばかりの缶コーヒーをくれたんです。今は就職して他県に住んでいるんですが、たまたま岐阜に仕事で来たら、ラジオから久世さんの声が聞こえたのでお返しに来ました。』
あの時の高校生が、こんなに粋なお返しができる青年に…。
2019年8月、J2リーグFC岐阜アウェイ金沢戦。
金沢のクラブスタッフから、
『久世さんに手紙が届いてます』
え、金沢で?僕に?と戸惑いつつ受け取ったその手紙には、
匿名だったので、お礼の言葉を伝えることができなかったけど、救われたのは僕の方です。
〜追記〜
2023年3月9日
小学生の頃からのリスナーさんが、大人になって結婚すると報告しに来てくれました。
しかも、バンドを組んでギターを弾いてるとのこと。
素敵な報告、うれしかったなぁ。
僕はよくヘコタレます。挫けます。
もう潮時かな?と考える事もけっこうあります。
その度に、
『結婚しました!』
〜リスナーカップル〜
『いつか出演したいと思ってました!』
〜ラジオのゲストミュージシャン〜
『赤ちゃん連れてきました!』
〜若いママ〜
こういった再会や言葉に救われて今に至るわけです。
思い描いたような人生じゃないけど、
思いもよらないような素敵な人生です。
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