あなたを導く光のメッセージ「オラクルカード」③ タロットとの違い2
オラクルカードのご紹介記事シリーズ
の続きです。
2.使用目的(向き不向きがある)
どういった質問の時に使うのか?
そこにもオラクルカードとタロットの違いがあります。
オラクルカードは最初に書いた通り、「助言・アドバイスをもらう」というのがメインです。
対してタロットは、読み方によってかなり広い範囲の質問に対応できます。
言ってみれば「何でも聞けちゃう」。
(これが良くも悪くもあるんですが・・・)
さて、タロット占い師がお客さんに聞かれる質問って、大きく分けて3つあるそうです。
1.どうしたらいいですか?(助言・アドバイス)
2.どうなりますか?(未来の行方)
3.あの人の気持ちは?(自分以外の人の気持ち)
1はオラクルカードと同じですね。
2と3は、オラクルカードには不向きな質問です。
(ツールなので、使いようによっては読めるかもしれませんが、通常はあまりやりません)
「未来」は出たりもしますが、大抵は「アドバイスを実行すると来る未来」なので、「そのまま行った場合の未来」とは異なります。
それで結局、占いなんですか?
さて、ここで①の記事で出た疑問。
「オラクルカードって、占いなんですか?」
そもそも「占い」って何でしょう?
日本での占いのイメージは、このことわざに良く表されています。
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」
そう、「占いは当たりはずれがあるもの」というイメージです。
そしてそこには、
「当たらなければ意味がない」
=「占いの価値は、当たるか当たらないか」
という価値観もセットでついてきます。
先ほどの「良くされる質問」で言うなら、2(未来)と3(人の気持ち)は当たりはずれがあると言えるでしょう。
ですが、1のアドバイスには、そもそも当たりはずれというものがありません。
例えばあなたが友達や先輩に相談事をして、
「こうしてみたら?」
「こんな風に考えてみたら?」
と言ってもらったとして。
それに当たりはずれってありますか?って話なんです。
これがオラクルカードの感覚。
オラクルカードを「占いじゃない」と言う人は、この事を言いたいんです。
「当たる当たらないの価値観から外れたところにあるもの」
「それとは関係なく、役に立つもの」
タロットもオラクルカードも、カードからアドバイスをもらうというのは、あなたが自分の人生をどう歩むか、それを自分で選び取るためのサポートなんですよね。
カードを通して自分を客観的に見つめ、気づいていなかったことに気づくため。狭まっていた視野を広げ、選択の幅を広くするためにやるものです。
そこに当たる当たらないは関係ないんです。
では、やれることが多いタロットの方がツールとしては優れているのでしょうか?
そうも言いきれない所があります。
「当たる」を求めてそこに依存してしまう可能性があるからです。
依存しきってしまうと、その人は自分の頭で考えることをやめてしまいます。それは自分の人生を生きることを放棄するのに等しい行為です。
(これはタロティストさんによって大きな差が出てきます。そういう使い方をしないタロティストさんもたくさんいらっしゃり、個人的にはそれがタロットの正しい使い方だと思っています)
オラクルカードは構造上、そうなりにくい作りになっているんですね。
安全ロックがかかっているようなイメージです。
ただ、占いと言うもののルーツを遡ってみると、元々は神様からの助言(=神託)を得るために行われていたものだったりします。
(王様が政治的に重大な事を決める際や、今年の作物の出来具合などを予測するために行われていた。今も神社でやっていたりしますね)
それを考えると、オラクル=占い、と言えなくもないんですよね。
まとめ
オラクルカードは「助言・アドバイスをもらう」という目的に特化したカードです。
タロットはいろいろ聞けますが、使い方に少し注意が必要かも。
「オラクルカードは占いか?」という問いに対する答えは、
「その人の、占いというものに対する考え方による」
となるかと思います。
(そもそもこの問題が出るのって、日本での占いのイメージが悪すぎるのが原因のような気がしますが(;^_^A)
私個人としては
「当たりはずれの世界のものではないが、占いと言ってもいい」
って感じでしょうか。
まあ、ここまでこねくり回しておいて何ですが(;^_^A
ぶっちゃけ定義なんてどうでもいいんですよ。
「占い」というラベルを貼るかどうか、それだけの事なんです。
でもオラクルカードの良さって、そことは別の所にありますから。
引いたカードを通して、自分と向き合うつもりでお付き合いしてみましょう。
きっと良いヒントを伝えてくれると思いますよ♪
いや~めっちゃ語ってしまった(;^_^A
(ここは語らずにいられない所です。。。)
更に次回に続きます。