fade

危ない危ない。忘れて寝るところでした。というか半分寝てました。間に合ってよかったです。

この物語はフィクションであれ。


散らつく人と光に
絶え間なく目を伏せている
それではどうにも歩けず
雪が降り出した街を

BGMは容赦無く
僕を陥れていく
横目に見える
一組の熱を どうか雪で冷やせたなら

すれ違う人の波も
僕に当たるように流れる
そういえばさっきまで君が横にいたはずだったのに

遠いように感じている
受け入れられない僕を知る
途方も無く ぼやけたまま
君を探している
青く白く街は光った
星は見えなかった 

ギターひとつのアーティスト
今日は主役じゃないみたい
僕と同じだねなんて
恥ずかしくって言えないよ

いや待てもしかしたら主役は僕だ
こんな日にまさかあんな事が
今なら許してもらえるだろうか
隣 代わってくれないか

でも僕の好きだったのは さっきまで横にいた君だから
目の前の君は君じゃないって そういう問題じゃないな

凍える白い息は
残り続ける 一人だけ
途方も無く ぼやけたまま
君を探している
青く白く街は光った
星は見えないまま

こんな痛みが
こんな思いが
こんな形で知れたのは
こんなに雪が
こんなに風が
これが寒いってことだろうか

震える指の先の
暖め方さえ分からずに
心がどうして
暖められるか!

遠いように感じている
受け入れられない僕を知る
途方も無く ぼやけたまま
君を探していた
青く白く街は光った
今日はもう帰ろう

今日をもう終えよう

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