マクドナルドが全自動化しない理由を考えてみた。
みなさん、こんにちは。
相変わらず、トピックの振れ幅が大きいくうやです。
今日は、みんな大好き!マクドナルドのお話です。
ぼくは関西出身なので、ここからはマクドと呼ばせていただきます。(笑)
タイトルにもありますが、珍しくビジネス的な話です。
ブログでは話したことがないと思いますが、実はぼく学生時代はマクドでアルバイトをしてました。
クルー経験者の皆さん、よろしくどうぞ!
そんな話はどうでもいいんです。本題にいきましょう。
『マクドはなぜ全自動化しないのか。』
最近でこそ、モバイルオーダーやセルフオーダーの機械を導入している店舗も少し見かけますが、
まず、マクドの全自動化のメリットについて考えたいと思います。
マクド全自動化のメリット
①コスト削減
これはいうまでもないと思いますが、ほとんどの企業にとって自動化の目的は人件費の削減です。
後で考える自動化しない理由にも関わってくるのですが、人がやってる作業を機械にやらせてしまおうってことですね。
具体例は、セルフオーダーに置き換えて、レジのスタッフをなくすことができます。
②効率化
①と関わってくる部分でもありますが、ものによれば人が手作業するより機械の方が圧倒的に速く作業をこなすことができます。
具体例は、キッチンを自動化することによって、注文が入ってからハンバーガーを作る速度が格段にアップします。
③リスク低下
これもなかなか重要なメリットだと思います。
どうしても人が作業をするとヒューマンエラーが起こってしまいます。またオリジナリティが必要なものはいいですが、作業する人によって質が変わって困るものもあります。
具体例は、これもキッチンですが、自動化することで調理ミスや異物混入のリスクをかなり減らすことができます。
他にいくつもメリットはあるでしょうけど、マクドに限らずファストフード店の全自動化の大きいメリットはこの3点かなと思います。
ではデメリットはなんでしょうか。
さっと考えつくのは、やはり導入コストでしょう。
システムの構築や各店舗への導入費用を考えると確かにかなりのコストがかかりますが、削減した人件費で10年もかからず回収できるでしょう。
また小さいハンバーガー店なら初期投資する資金が用意できないかもしれませんが、マクドならそのくらいの体力はありそうです。
サービス面はというと、肝心の商品のクオリティに関しては間違いなく改善されるので、接客が課題になりそうです。
マクドでは一部、クルーとのコミュニケーションを重視している顧客がいますが、自動化とはいえフロアスタッフを配置しておけば、そういった顧客の需要にも対応できますし、高齢者の機械の操作等をアシストすることもできます。
こう考えてみると、店内のほとんどを自動化して、数人のフロアスタッフを雇用すれば、利益の増加だけでなく、顧客満足度の向上まで見込める気がします。
では、なぜマクドは自動化を導入しないのか。
先日読んだ本に、興味深い一節がありました。
「各国政府は自動化のペースを意図的に落とすことを決めるかもしれない。自動化が引き起こす衝撃を和らげ、再調整の時間を稼ぐためだ。(中略)商業的に実現可能で、経済的に利益の上がる新しいテクノロジーでさえも、政府は規制によって導入を首尾良く妨げることができる。」
実はこの節を読んで、今回の記事を書くことを思い立ったのですが、ぼくもマクドで働いていた時に思ったことがあったのです。
雇用を守っているのではないか。
技術的にはもちろん実現可能で、経済的にも利益が見込めるのに、なぜ導入しないのか、ずっと疑問でした。
当時は、雇用を守っているということで自分を納得させました。
もしマクドが全自動化導入を決断し、数年のうちにクルーを一斉解雇すると、日本への経済的影響は計り知れません。またそれに追随する企業が出てきて大量失業につながる恐れもあります。
そう思うと実際はどうかわかりませんが、国が介入している可能性もあながち否めないと思います。
少し長くなってしまったので、ぼくの提案を次の記事に書きたいと思います。
それではまた〜
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