ペーパーレスの未来 電子帳簿保存法③
電子帳簿保存法は、帳簿全体について定めている所ですが、色々検索してみると、中でも領収書の電子化というあたりは、経費精算システムの制作会社などが割と力を入れて取り組んでいるな、という印象を受けます。
例えば、ちょっと検索してみただけでも、以下のようなものがあります。
コンカー
MFクラウド経費
freee
もちろん、各社はビジネスとしてこういった取り組みをしているのですが、電子化へ向けた勢いがつくことで、電子化普及への弾みがつけば良いかな、と感じています。
また、中には、こんな取り組みをしているところもあるようです。
領収書の画像から経費生産データを自動生成し業務効率化をサポート
近年、機能向上が著しい分野である、画像認識などを使用し、データ化する、というようなもののようです。実際にこれがどこまで使用されているのかは不明ですが、AIなどを利用したより良いシステムなどが今後も出てくるのではないでしょうか。
ちなみに、これをみていて思ったのですが、請求書や領収書の二重発行によるダブりの処理についても、画像認識で同じものを検出するような機能を使って、チェック機能を働かせることも可能なのでは、と思ったり。(技術的なことはわからないので、実際に可能かどうかはわかりませんが)
ところで、電子帳簿についての議論は、主として、「紙を電子化する方法」に焦点が当てられがちなのですが、そもそも、紙を受領しなけければ良いのでは?という考えが浮かぶのではないでしょうか。
下図が紙を電子化する場合のフローです。
一方で、電子化されたデータをそのまま受け取る場合はこのような感じかと思います。
実際に、このような運用をした場合、それに対して、どの程度のハードルがあり、どういった対応をする必要があるのか?というあたりを、以後、少し考えてみたいと思います。
さしあたって、次回は、一旦話が変わりますが。
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