ペーパーレスの未来 電子契約①
さて、前回は、電子署名とタイムスタンプについてみてみました。
電子署名をすることで紙の書面の押印をすることと同じ効果が得られるのであれば、契約書なども、いちいち印刷した紙に押印しなくても、電子署名した電子ファイルを保存しておけばいいのでは?という気がします。
実際に近年、実務上も電子契約という分野が大きな広がりを見せているようで、電子契約サービスを探すとこんなところがあるようです。
CONTRACTHUB、Agree、クラウドサイン など
導入事例なども結構あるようで、多くの企業が導入をしているようです。
そして、例えばクラウドサインでは、このように電子署名をすることで文書の保護を担保しているようです。
ちなみにクラウドサインには、こんな解説ページがあります。
ゼロから学べる電子契約の基礎
なんとゼロから学べるらしいので、ちょっと読んでみましょう
コストメリットというあたりまで詳しく解説が書いてあります。契約の電子化という時に強調されるものとして、印紙税がかからずにすむ、というのがありますね。
(個人的には、ペーパーレスという大枠を考える時に、印紙税メリットだけを強調されてもどうかな、という気はするのですが、企業側の導入を促すためには実際的にコスト削減できる、というアピールする方がわかりやすい、というのはありますね。)
企業間取引の最初のアクションは契約から始まるので、こうしていちばん最初のところの電子化が進むのは良いことかなと思います。
それでは、電子契約のメリット・デメリットはどういうところか、という点ですが、メリットは上記サイトにもある通り、下記のような点ですね。
紙のやりとりが不要になることに対応したコスト削減(郵送費用、印紙税、倉庫代など)、電子化されることでアクセスしやすい、検索しやすくみつけやすいといった効率化、紛失のリスク軽減などがあると思います。
もちろん、メリットだけであればどんどん電子契約が進んでいくわけですが、では、デメリットとしては、どんなものがあるのでしょうか。
そのあたりを次回みていきたいと思います。
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