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033 スマートウォッチを用いた健康自己管理法確立に向けたフィージビリティスタディ

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【私の研究はこんな感じ】    
 デジタル化の進展・浸透によって、ウェアラブル端末の活用等による疾病・介護予防サービスや健康増進プログラムの提供も始まっています。しかしながら、ヘルスケアのデジタル化を進め、より実用的で効果的な次世代のヘルスケアサービス構築に向けては、サービスを認知してから利用継続に至るまでの、サービスとのあらゆるタッチポイントを意識したユーザー経験(User Experience)に基づくデザインが必要となります。つまり、ユーザー経験の観点とともに、適宜、アドバイス等の介入する人などの視点も勘案した、つまりホリスティック・エクスペリエンス(全体論的な体験)の視点に立ったサービスとしてデザインされていくべきだと考えています。

【こんなコラボをしたい】  
 現在、実際に学生にスマートウォッチを一定期間装着してもらい、長期利用の基本・前提となるデバイスの扱い方やデータ参照、運用側(デバイス提供者側)での全利用者の使用状況把握方法の確立やデータ蓄積に向けた基礎的なトライアル(フィージビリティ・スタディ)を実施しており、これを継続して、実用上不可欠な知見・ノウハウ等を蓄積し、それらの精度・確度を上げていきます。
 一方で、実用化に向けては、より広いユーザー層を対象とした実証が必要で、スマートウォッチ以外のデバイスのご提供、食事面からのコミット、多くの協力者をご紹介いただくなど、さまざまな切り口で、コラボやサービスデザイン検討等をできればと考えております。

【私はこんなことができます・こんな協力ができます】
 「人間中心設計」(HCD:Human Centered Design)は「デザイン思考」の一つで、製品やサービス・アプリケーション等の開発で、ユーザーの使いやすさを中心に設計する考え方・プロセスです。日本が提唱する未来社会のコンセプト「Society 5.0」においても“人間中心の社会”の実現が求められ、デジタルトランスフォーメーション(DX)でも、利用者中心やユーザー経験を重視した製品・システム・サービスの提供が必要とされています。
 前職(NTT研究所)での経験・知識と、「認定人間中心設計専門家」のスキルを活かし、システムの特徴を捉え、利用者側からの視点を踏まえたUXデザインの実現にご協力できます。

【コメント・問合せ】
 
神奈川大学研究支援部産官学連携推進課
   sankangaku-web@kanagawa-u.ac.jp