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オーボエリードナイフの刃研ぎ

今日は刃研ぎを中心に行いました。

ナイフを4本とメイキングマシンの刃を2つ。

メイキングマシンの刃研ぎは簡単なんですぐ終わりますが、(5分くらい)

ナイフは大変手間です。

刃の角度が変わってしまったら全く切れなく削れなくなるので、難しいです。

やはりプロ研ぎ師に頼んだほうが確実です。

私は刃研ぎには物凄い拘りがあるので自分で研ぎますが、、、大変です。


私は沢山ナイフ持っていますが、これらどのナイフを使うかによって、製作が違うリードが出来てしまいます。

これら全部を使っている訳ではないですが、

リードそれぞれの症状に対してナイフを変えています。

1本のリードに対して3本のナイフを使います。それ以上の場合もあります。

たとえば、リードの振動がより欲しい場合はカッターナイフの大きいのを使います。リードが元気になります。

少し振動を硬くしたい場合は小さいカッターナイフを。

振動を少なくしたい場合は、あまり研いでいないアンドーを。

リードを繊細にしたい場合は別の研ぎまくった、めちゃくちゃ切れ味のあるアンドーで。(鏡面になるまで一生懸命研ぎます。)

アンドーって刃が柔らかいのですぐ研げますが、

切れ味が長続きしないので頻繁に研ぎます。

でもアンドーっていくら研いでも切れ味が良くならない物もあります。

結構個体差があるので、選んで購入した方が良いですが、、、

最近はなかなかそうは出来ないですよね。

もしお持ちのアンドーが何をやっても切れ味が良くならない場合は、、、

新しく購入した方が良いです。


もしかして昔と今とでは刃の材質が違うのかな~

と思っています。

最近のは研いでも研いでも切れ味が良くなりません、、、

昔の方が研げば研ぐほど めっちゃ切れます。


でも、切れ味が良すぎても良いリードは出来ないんです。

砥石が変わるだけでも全く違うリードができます。

同じ1000番の砥石でもメーカーが違うと、別リードになってしまいます。


明日は山野楽器銀座本店に納品します。

('ω')ノ



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桑永暁宏 kuwanaga oboe reed&中野区のオーボエ教室
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