オーボエリードを水に浸す時間は??
私が製作しているkuwanaga oboe reedは、
新しいリードの場合、水に浸す時間は1秒。ほんの一瞬にしてください。
先端の開きが大きくなりすぎないように特殊な加工をしています。水に浸し過ぎると先端の開きが大きくなってしまします。口の負担が増します。
逆に開きがもっと欲しい場合、リードが古くなって反応が鈍い場合は長めに浸しましょう。
ただし、水に浸し過ぎるとリードが割れやすくなります。細胞が水を吸い過ぎてパンパンに膨れ上がり割れやすくなります。
イングリッシュホルンのリードの場合は長めに水に浸すと良いです。
水の軟水か硬水かでも全く違うリードになってしまいます。
ボルビックなど硬水はお勧めしません。
日本産のミネラルウォーターも まあまあですが、私が一番良い、一番調子が良いと思ったのは水道水です。
ミネラルウォーターでは上手くいったことがないです。
私の場合リード製作では水道水を使いますが、
普段 完成リードを吹く時は、リードケースをからリードを取り出したらすぐ口に咥えて、口内の水分だけで湿らせています。
それくらいの少ない水分で吹けるように製作をしています。
とにかくリードを育てる ということはしなくても大丈夫です。時間をかけて吹き慣らす、育てているうちにリードはダメになっていきます。育てている最中に寿命がきます。
私のリードは届いてすぐ使えるようにしています。ですので本番直前に購入されても吹き易いと思います。
私はいつも本番の3日位前からリードを削り本番前日に仕上がるようにしています。それは使用するケーンに秘密があります。
ただケーンをガウジングしているのではなく秘密の工程が多くあります。
そのケーン、工程のおかげで本番当日、出番直前にリードを削ったりすることはなくなりました。
昔は出番直前までリードいじってましたが、、、
その分ストレスが減りました。
以前は結婚式の演奏仕事が多く、リハ無し、音出しも出来ない、いきなり本番 という仕事が多かったので、(リードを選ぶ時間もない)
それに対応する、対応できるリードを研究してきました。
リードケースから出して口内水分で湿らせてすぐ本番 これができるリードです。
でも冬場 楽器を暖める時間もなく、楽器ケースから出して組み立ててすぐ本番、、、とか、
すぐリハとか、、、
私はそのような厳しい本番ばかりだったので、リードも精神的にも鍛えられました。
他の楽器吹きさんたちは「なんでオーボエはあんなに準備に時間かかるの?さっさとしろ!」と思っているみたいですし、、、
現に私も そう言われ鍛えられました。
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