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採用活動

企業の最も重要な仕事と言ってもいいものに人事採用があります。

企業の経営資源であるヒト、モノ、カネ、情報の中のヒトの部分です。人事採用は会社の経営計画に影響を受けます。今後の事業展開や新規事業の立ち上げに伴う増員、定年退職による自然減の対応、退職者の補充など採用する理由はさまざまです。

私が採用活動で一番重要視しているのはありきたりですが「人柄」です。どれだけ優秀な人であっても破壊的な素養のある方はよっぽどでない限りお断りします。

ただ履歴書、職務経歴書や1回の面接だけで見抜くのは難しいですね。その中でもどのように応募者の本質を見抜くかはいろいろな書籍に書かれていますが、私はとにかく相手に話しをしてもらうことを心がけています。

色々と話しをしていくと、少し前の話につながる話しがでてきたり、逆に矛盾がでてきたりとちょっとしたシグナルが見えてきます。そのシグナルを見逃さないようにいろいろと話しをしてもらい、シグナルが出てきたらその話しを深堀りしていきます。

履歴書や職務経歴書にかかれていることは既にストーリーなども準備していると思いますので、できるだけそれ以外の話しが出てくるように話しをします。

中途採用であれば、社会人になってからのエピソードが多いと思います。もちろん実績や経験を確認することも重要です。ただこういう話しは、準備ができるのでなかなか本質を見抜くのは難しいです。

そこで学生時代の話しや仕事と関係のない話しをします。そうすることで家族に対する思いだとか、苦労話しだとか、どのように育ってきたかなど、応募者の性格や考え方が見えてきます。

胆力までみえてくればオッケーです。限られた時間でここまで見えてくるのはなかなか難しいですけどね。

1次面接はWEBで1対1をおすすめします。WEBだと心理的安全性も高いですし、目線が変われば、何か書類を見ながら話しているんだろうなというのもわかりますし。これはだめだということではありません。むしろ準備しているということに私は好感を持ちます。

それよりもWEBなのに質問にうまく答えられないというところに準備不足やコミュニケーション能力に対する疑問を持ちます。

できることはすべてやって本番に望むというのは、なににおいても重要なことだと思います。いきあたりばったりでうまくいくこともありますが、それはたまたまうまくいっただけで、準備するに越したことはありません。

これから一緒に仕事をしていくうえで、行き当たりばったりの人と仕事をしたいとは思いませんよね。

逆に応募者側からすると面接がグダグダな面接官では不安ですよね。そこはお互い様だと思いますので、応募者側になった場合も面接官をよく観察することが重要だと思います。

入社してからの人間関係は世代、相性や運のところもありますので、なかなか難しいところですが、だからこそ事前に会社のことをよく理解して何を質問するかなど準備して望むことが重要だと思います。

それではまたです。

See You 😀

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