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AIの進化で会計入力が楽に

経理の仕事でなくてはならないのが、会計ソフトへの仕訳入力だと思います。

私は個人的にある会計ソフトを利用しているのですが、AIによる予測仕訳の精度が高く、とても重宝しています。

会計仕訳といえば大雑把に言えばいかのような順番で進んでいきます。
①取引発生
②振替伝票に仕訳記入
③会計ソフトに入力
④試算表で確認

企業の取引で一番多いのは、銀行預金口座の入出金でしょう。毎日何かしらの入金や支払いが発生します。

売上の入金、仕入先への支払い、給与の支払い、税金や社会保険料の支払い、口座振替による経費の支払いなどさまざまです。

とはいえ、このような取引は金額に変動はあれ、ほぼ同じような取引です。つまりAIの得意分野ですよね。

私が利用している会計ソフトは、預金データとAPI連携をすることができ、預金データを取り込んだ時点で、AIが仕訳を予測してくれます。

その仕訳を会計ソフトに取り込み、勘定科目や摘要などを確認して仕訳の完成です。

給与振込など、複合仕訳になるものは総額の支払いのみの仕訳になるので、その後の修正は必要です。

私は給与が確定した時点で、給与振込日の日付であらかじめ複合仕訳を会計ソフトに入力しています。

AI入力を利用するようになってから会計ソフト上で銀行預金残高が合わないことがなくなりました。

入力スピードも体感ですが、1日あたり2時間かかっていたものが15分程度で済んでいると思います。一週間で7.5時間短縮できているので、実質1日分の生産性向上になっています。

預金入力以外でも、請求書や領収書などの自動仕訳入力の精度も上がってきています。

請求書や領収書をスキャンして、OCR機能を利用して仕訳を自動作成するものですが、こちらはまだまだ改善の余地があると思われます。

初期導入時期は、経費の場合、仕訳の借方がほぼ「仮払金」という科目になり、貸方は「未払金」になります。

最初の1ヶ月は今まで通り借方、貸方ともに勘定科目を入力していく必要がありますが、次月からは支払先が同じであれば、AIの学習機能により先月と同様の勘定科目で仕訳しれくれます。

税理士事務所など個人事業者の確定申告や小規模法人の確定申告をする際には便利な機能ですね。

中小企業や大企業になると、経費入力のやり方は様々ですし、楽楽精算のように従業員が自らシステムを入力することで会計仕訳がシステム側で作成され、会計ソフトに連携するやり方を取っている企業も多いと思います。

生成AIにより会計ソフト分野がどのように進化していくのか楽しみですね。
それではまたです。

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