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セクマイの予感2 「愛してる」と言って電話をきる。

振り返ってみると、理想の愛の形だった。

中学時代、「特別な友人」がいた。同性である。
毎日手紙のやり取りをして、週2くらいで電話をし、「愛してる」と言って電話を切った。手を繋ぐのもほっぺにキスもあたりまえだった。
でも、私も彼女も恋人同士とは思っておらず、ただ互いを「特別」と呼んでいた。周りには「レズ」とかいろいろ言われたような気がする。

あれこそが私の求める理想のパートナーとの関係だった。
世間に合わせて興味の無い男性と付き合ったり性的な関係を持ったりしたが、もう中学の頃には無自覚ながら、自分のセクシャリティの答えを出していたのだと思うと感慨深い。

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