安全ピンに関する一考察
※投げ銭記事です。無料で全部読むことができますが、もしよければ購入していただけると嬉しいです。拡散してもらえる方が嬉しいですけども。
「安全ピン」と名前
みなさん、安全ピンをご存知でしょうか。……知ってますよね。
おそらく小学校の名札は安全ピンだったでしょうし、私の場合、幼稚園の名札からしてそうでした。小学生ぐらいになると遅くとも自分で名札をつけることが多くなるかと思いますが、結構怖かった記憶があります。なぜなら安全ピンは危険だからです。
正確に言いましょう。安全ピンという名前で呼ばれるあいつ(英語ではsafety pinらしい)は、確かに閉じた状態では安全です。しかし、ピンの部分を開いてみましょう。そうすると危険になります。つまり、安全ピンには、「安全ピン」の状態と「危険ピン」の状態があるのです。
シュレディンガーの安全ピン
「シュレディンガーの猫」と呼ばれる思考実験はご存知でしょうか。箱の中に猫を入れて半分の確率で毒ガスが出るようにすると、猫の生死は確定しないというアレです。調べてみると、量子力学的には生死が50%ずつの重ね合わせ状態になるので、猫の状態として、生きている状態と死んでいる状態が重なりあっているそうです。つまり、かなり暴力的にまとめると、猫は箱の中において、生きていて、かつ死んでいます。
「安全ピン」にこれを適用してみましょう。箱の中に安全ピンを入れ、安全状態と危険状態が50%ずつになるように操作してみると、「安全ピン」は安全ピンの状態かつ、危険ピンの状態になります。つまり、その「安全ピン」は安全で、かつ危険だということになります。
その場合、安全ピンは安全でかつ危険ということになるので……だから何?(思考停止)
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
ご覧いただきありがとうございます。サポートしていたたけると喜びます。Twitterなどでシェアしていただけるともっと喜びます。