自民党総裁に石破がなったことを危惧する

私は政治が大好きである。しかし、私はこの数年、選挙で投票所に行っていない。選挙に行っても無駄であるからである。ましてや自民党総裁選など、国民不在のもとで行われる。
しかし、それでもなお、かつての料亭政治よりましなのである。赤坂の料亭で何が話し合われているのか庶民は解らない。しかし、自民党総裁の誕生過程が、テレビで放映されたのである。まさになんちゃって民主主義が、一歩ではあるが民主主義に近づいたのである。国家社会主義を標榜する日本にとって今回の自民党総裁選挙は革命的なことであったかもしれない。

私は石破が日本の総理大臣に選出されたことに、かつてない不安を覚える。
大変なことになったと直感した。
これに一番に反応したのは株価である。

日本の民主化を歓迎する株価は最近上昇基調にある。しかし、石破が自民党総裁に決定すると株価は暴落した。これは何を意味しているのであろうか。石破では日本国家社会主義が持たないのである。これを株式市場は評価したのである。
民主化を希望している市場は、石破の登場で失望に変わったのである。
日本の復興、民主化を期待する市場は、石破に希望を持っていたと思う。しかし、石破では民主化は無理なのであると私は思う。

石破は信念の人である。まさに日本の習近平なのである。自分の信念を決して曲げない。誰が反対しても自分の信念を貫き通すのである。だから、自民党内部でも嫌われている。まさにシーラカンスのような人物である。

もっと具体的に言おう。世界は刻々変化している。私の大好きな池上彰は石破に質問した。
「貴方(石破)は日本車はメキシコで生産し、アメリカの輸出しています。この日本車に対して高額の課税をアメリカが掛けたらどうしますか」
私はテレビ局の内情を知らない。石破は
「そのようなことは国際社会では許されない」
そして「私は次の予定があるので、失礼します」
と言って早々と退席した。
日本の置かれた最大の危機の問題を、そのようなことは国際社会が許せません、と一言でかたずけたのである。
まさにその風貌は、石破の風貌と同じシーラカンスなのである。過去の遺物なのである。そして自分の考えたことが正しいと信じている習近平と酷似している。
石破は過去の自由主義を忘れられない。世界は一つ、自由貿易、関税は同一であると思っている。しかし、実際は違うのである。トランプは中国に対して多大な関税をかけることを考えている。そして中国との同盟国である日本にも、中国と同じような多大な関税をかけることを考えているだろう。シーラカンスのような石破は、池上彰の重大な問題提議に、なんら答えなかったのである。

いま世界は大きく動いている。世界は集団安全保障から、個別にと移行している。アメリカではトランプが次期大統領になろうとしている。バイデン・ハリス陣営は古き良き時代を維持しようと思っている。ある意味では世界のアメリカから、モンロー主義のアメリカである。
シーラカンスである石破はそのようなことは解らない。今まで通りアメリカが日本を助けてくれると思っている。

もし、アメリカが日本に対して強い立場を貫いたら、日本は木っ端みじんに吹き飛ぶであろう。石破が大好きなアメリカ製の武器も手に入らないであろう。日本の技術では最新鋭の戦闘機など作れるはずはない。仮に作れた、あるいはアメリカから購入したとしても、とても中国と対抗できるはずはない。
ホルムズ海峡はどうするのか、いやそれ以前に、南方からの海上輸送ルートはどうするのか。
シーラカンスのような古い頭の石破でも解るであろう。日本版NATOである。日本もドイツも第2次世界大戦の敗戦国である。NATOの本部はフランスにある。ドイツではないのである。
もし、石破が日本版NATOを作るのなら、その本部はどこに置くべきであるか。当然、韓国か台湾であろう。少なくとも日本ではない。もし、日本が日本版NATOを作ろうとすれば、間違いなく韓国、台湾は猛反対するであろう。このように時代錯誤の石破の望む日本版NATOは絶対に実現不可能なのである。

どうしてこのような事態に日本は陥ったのであろうか。異次元の私には理解できない。強いて言うとメディアの独走である。
メディアは小泉を経験不足であるとこき下ろした。日本国民に小泉ではアメリカと討論で太刀打ちできないと触れまわしたのである。このプロパガンダに驚いた日本国民、いや日本は国民には権利は無い。かつてのナチスと同じようなナチス党員、いや自民党員が腰を抜かしたのである。そして小泉ははかなくも総裁選挙で敗れ去った。

では、シーラカンス石破はどうするのであろう。シーラカンス石破は、いや日本国家社会主義者は着々と軍事大国になろうとしている。増税、軍備拡張に向かっている。今日の報道では、石破は消費税を15%にすると考えているようだ。これに拍車をかけたのが立憲民主党のナマズである。立憲民主党は食品の消費税を非課税にすることを考える議員もいた。しかし、ナマズ代表は消費税増税を考えているようだ。自民党の守旧派と立憲民主党の守旧派が手を結んだのである。そして消費増税は決定したと言って良いだろう。ここに消費税増税はゆるぎない日本の国是となったのである。

今の日本で一番大事なことは、国内の消費喚起である。消費増税をすれば、日本の内需は冷え込むことは異次元の私でもわかる。増税をすればますます、国内消費は落ち込む、国内消費を増大するために消費減税が一番である。
日本はインバウンド景気で持ちこたえている。即ち、安い円で外人旅行客から収入を得るのである。ここで一番の問題は、私の時代、外人とはアメリカ人であった。しかし、今は、外人とは豊な中国人である。日本人が中国が大好きな理由はここにある。これこそ日本が抱える最も大きな問題なのである。そして石破は「日本の習近平」ななることを望んでいるだろう。
いつまででも、先進国であり豊かな中国に依存することは日本にとってマイナスである。安かろう悪かろうの国産品で、中国からのインバウンドを期待するべきではない。国内消費を増大するべきである。そのためには消費前勢が必須であることは、社会主義者でなくてもわかるであろう。

私は政治音痴である。その政治音痴の私の想像では、増税メガネの総理大臣は、バイデンと結び、自民党の麻生はトランプと結んでいるような気がする。ついこの前まで、自民党はアメリカ追従主義であった。私は麻生、トランプ路線に賛同していた。しかし、ここにきて大どんでん返しが起きた。

次期の日本の総理大臣の第一候補であった小泉が敗れたのである。残ったのはシーラカンス石破と同じく右翼である高市である。異次元の私には何が起きたのか理解できなかった。石破と高市、どちらがよりましなのであろうか。結果的にはシーラカンス石破が勝利したのである。
自民党は人材豊富である。林芳正、茂木など見識の高い人物がいる。これこそ立憲民主党との大きな違いである。どうしてよりによって自民党の最低人物である石破なのであろうか。

私の考えは、日本の民主化である。民主化とは言葉が軽薄である。例えば、今回の能登大地震、水害である。ある意味では能登の人々は最悪の事態を免れたと言って良いだろう。社会主義者は能登に原発を建設するつもりであった。そこで大きな問題は民意である。民意とは国民の意見ではない。その地域の市会議員、県会議員である。社会主義者は市会議員、県会議員が賛成すれば、その地域の民意を得られたと考え、東北に巨大な原子力発電所を建設してきた。これらが本当に東北の人々の民意であったのであろうか。おそらく、東北の人々は原発に反対していると思う。しかし、市会議員、県会議員の一部が、国家と結合し、私たちは東北の人々の民意を反映していると訴える。日本国家社会主義では民意とは存在しないのである。
しかし、国家社会主義を標榜している日本でも、唯一、国家社会主義に反対している県がある。これこそ沖縄県である。沖縄の人々は沖縄の米軍基地に反対である。普通の件なら県知事は国家に追従するであろう。しかし、沖縄の知事は沖縄県の民意に沿って基地反対を叫んでいる。

県知事、市会議員は国家の命令に背くことは出来ない。

これこそ日本型国家社会主義の原点である。もはや、能登に原発を作ることは、さすがの社会主義者でも不可能であろう。

最後に、過去の遺物である石破政権は長くはもたないであろう。何故なら、その選挙結果は、愚かなマスコミによりもたらからである。
国民に圧倒的に人気があった小泉を、経験力不足であり、総理の資質に欠けるとメディアが非難したからである。そして、そのメディアが過去の遺物である石破を非難している。

ここにきて、石破は人事で困っているであろう。なにしろ、石破は他人の意見を聞かない。自分の信念のみを信じる日本の習近平なのである。

日本の習近平は必ず、小泉進次郎を要職に付けると言うであろう。しかし、決してその甘言に乗ってはいけない。
何故なら、日本と言う国家社会主義から、真の民主主義に変化する過程であのような異次元の人物が生れたのである。
このことを一番よく知っているのは当の石破である。彼は、偶然得た総理大臣の器でないことを一番よく知っている。だから、過去の遺物である石破は国民に人気がある小泉進次郎を要職に付けると甘言をするであろう。
進次郎、絶対に過去の遺物である石破の悪魔の言葉に耳を貸してはいけない。野に下れ、そして閣外から石破を非難せよ。

愚弟的に言おう
消費増税反対
防衛増税反対
である



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