アメリカ次期大統領はトランプ、日本の次期総理は小泉進次郎に決定か。

アメリカの次期大統領の討論会でトランプが圧勝した。ハリスはもう一度討論会をしようと画策しているが、トランプは応じないだろう。
では日本はどうであろう。小泉進次郎に次期総理は決定したがアメリカと日本では少しばかり情勢が違う。
アメリカ大統領の一番の使命は、世界平和を守り、戦争反対を貫くことである。
しかし、日本の総理大臣に求められることは、国民の生活を守ることである。
今の日本で一番大事なことは消費減税に他ならない。

発展途上国の日本は、消費税をどうするのであろう。消費税はヨーロッパ型とアメリカ型がある。
ヨーロッパ型ではスウェーデンが代表である。スウェーデンでは社会福祉のために消費税がある。そしてスウェーデンの国民は将来の老後を考えて喜んで高い消費税を支払う。
逆にアメリカでは消費税など存在しないのである。

日本は国家社会主義を標榜している。国家社会主義とは官僚主義であり、東大第一主義である。当然消費税は、スウェーデンのように社会福祉に回されることは無い。アメリカのように消費税を無料にすることもすぐには無理である。

日本では消費税を廃止できないのである。この意味では消費減税こそ、貧しい日本でもできる唯一の道である。しかし、貧しい日本で消費税を無くしたら、国家財政は持たないと言うのが政府の考えである。途上国の悲哀であるとしか言いようがない。

どうしていいのか解らない。しかし、ヒントはある。ケネディーが尊敬した日本人に「上杉鷹山」がある。
上杉家と言えば名将、上杉家の末裔である。名門上杉家を守るために、多くの伝統的な行事を廃止し、上杉家を存続させることに成功した。この故事にケネディーは驚いたのである。そして日本人を敬愛したのである。

翻って、今の次期総裁候補を考えてみよう。過去の日本の遺物に縋りついているとしか思えない。彼らは「イノーベーション(技術革新)」を声高に叫ぶ。日本では多くの自然科学分野で多くのノーベル賞受賞者を輩出した。しかし、最後の日本人のノーベル賞受賞者は言った。
「私が自然科学分野で最後のノーベル賞受賞者になるでしょう」

イノーベーションは口で言うほど容易くない。

一番身近な例で言おう。
私はクラブのホステスに、ケータイ電話をプレゼントすると約束した。そして冗談で言った。
「メイドインジャパンのケータイを買ってやる」
彼女は激怒した。
「アイフォンのケータイでなければ要らない。国産品のケータイなどただでも要らない」

かつて私の小学生時代「安かろう、悪かろうの国産品」と揶揄された。そして一時期、国産品は優れているとのブランドを確立した。しかし、その期間はわずかであった。今では昔のように「安かろう、悪かろう」のブランドに立ち戻った。これこそイノーベーションの波に日本は立ち遅れたとしか言えない。

結論
日本のイノーベーションはとりあえず無理である。そして、上杉鷹山の言うように緊縮財政に戻るべきである。そのためには財政再建である。例えば、国会議員の削減、防衛費の削減、公務員の削減、やることはいっぱいある。
共産主義のバイブルに「公務員は無制限に増殖する」と言う言葉がある。ジョンレノンもイマジンで「政府は必要ない」と歌った。
しかし、政府が必要であることも事実である。しかし、その政府はなるべく小さい政府、官僚の排除である。

私は立憲民主党の吉田晴美に期待している。彼女は食料品に関して消費税無税を叫んでいる。食料品だけの消費税減免だけでは日本の国家社会主義は無くならないであろう。しかし、国民のための政治と言う点では小さいが大きな一歩であることは間違いない。



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