【幻獣絵日記】011
草に覆われた建物が好きだ。私の家の近所には、もう長いこと人が住んでいない古い家があり、植物が好き放題に侵食している。そうして人の気配が完全になくなった哀愁漂う姿に、私は心惹かれるのだ。
どこか太古の植物に似ている幻獣がいる。その子は大昔に絶滅したと思われていた。化石しか情報がなかったからだ。
ところが、その化石こそ彼らが「変化」した姿だったのだ。
化石がゆっくりと目を覚まし、命を再開させる。
命は、儚く、強く、逞しい。
応援いただけますと幸いです…!!
草に覆われた建物が好きだ。私の家の近所には、もう長いこと人が住んでいない古い家があり、植物が好き放題に侵食している。そうして人の気配が完全になくなった哀愁漂う姿に、私は心惹かれるのだ。
どこか太古の植物に似ている幻獣がいる。その子は大昔に絶滅したと思われていた。化石しか情報がなかったからだ。
ところが、その化石こそ彼らが「変化」した姿だったのだ。
化石がゆっくりと目を覚まし、命を再開させる。
命は、儚く、強く、逞しい。
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