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希望の音色 ピアノ復興プロジェクト(前編)
皆さんどーも くわえ先生です。
本日は、「ボランティア活動を通して、僕たちに出来ること」の続きを書いていこうと思います。
良かったら合わせて読んでいただけると嬉しいです。
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「希望の音色 ピアノ復興プロジェクト」
令和2年7月 熊本豪雨災害
被害の大きかった球磨村にある「球磨村立渡小学校」は、校内の教室や廊下は言葉が出ないほどの被災状況でした。体育館の床は水圧で下から押し上げられ、中には入れませんでした。 入り口のガラス越しから見た体育館の中は、 子どもたちが授業で使っていたボールが散乱し、 大きく横に倒れたグランドピアノがありました。
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その「グランドピアノ」は、とても寂しそうにもみえました。
渡小学校の子どもたちは、もう学校には当分戻れません。せめて何かできないか・・・という気持ちがずっとあり、体育館の「グランドピアノ」を子どもたちの元に返してあげたいと思いました。
この「グランドピアノ」で卒業式で校歌を歌うことが出来ると、その音色や歌声、子供たちの笑顔は、大きな復興の力になると前回のボランティアの時に感じていました。
笑顔ではしゃぐ子供たちを見た、ご婦人の言葉
「あの子達の為に私たちも復興に向けて頑張らないといけない」
この言葉が僕の心の中に残っていました。
この「グランドピアノ」で卒業式で校歌を歌うことが出来ると、その音色や歌声、子供たちの笑顔は、大きな復興への「希望」になると思いました。
しかし、僕たちの想いだけでは、どうすることもできません。
まずは、ピアノが直るのか?
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ピアノの状況は、写真で見てもらってもわかるように完全に水没してしまい、泥だらけです。
メーカーに問い合わせをしたところ、そのような状態のピアノは修復困難と言われてしまいました。
でも、新しいピアノでするのではなく、渡小学校のグランドピアノでの卒業式にこだわりました。
小学校のピアノは、入学して入学式で初めてそのピアノで校歌を聞きます。
6年間、音楽会や授業や運動会さまざまな行事でピアノは使われます。
小学校最後の行事は、「卒業式」そのピアノで校歌を歌い卒業していきます。
渡小学校の子供たちは、突然、災害によってその当たり前が、できなくなってしまいました。
必ず、あの被災したピアノを修復して、卒業式に届けたい。
そんな想いでした。
そんな中、東日本大震災の時に同じように被災したピアノを修理し「奇跡のピアノ」として復活させた調律師さんの記事を見つけました。
その記事をみつけた、メンバーはすぐに無理を承知で、想いを調律師さんに伝えました。
その方は、福島県いわき市でピアノショップを経営している、遠藤洋さんです。
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僕たちの想いを聞いてくださった遠藤さんは、「一度熊本に見にいきましょう」とおっしゃってくださいました。
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ピアノの状況をみて、「修理してみましょう」と熱いお言葉頂けました。
ここからピアノ復興プロジェクトが本格的に始まります。
しかし、このプロジェクトには、運搬費やピアノ修理費等約230万円ほどの費用がかかります。
僕たちだけの費用では、到底、難しい額でした。
そこで考え出された方法は、「クラウドファンディング」でした。
僕たちの想いを全国の方々に届け、、、と思い決断しました。
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多くのメディアにも、紹介してもらい、新聞や取材やラジオなどでも取り上げて頂き、全国の多くの方々らのご支援頂きました。
277名 2,538,000円ものご支援頂きました。
本当に僕たち8人では、成し遂げれないものでした。
初めは信じられませんでした。
本当にありがとうございました。
ここからピアノ旅が始まります。
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熊本から福島まで1500キロの道のりを進みます。
ピアノの旅は、後編に続く
本日も読んでくださってありがとうございます。