個人的に気になったXR関連ニュース(2022年4月第1週)
※2022/4/3~4/9。下に行くほど古い記事になります。
Unity、メタバースをテーマにしたワークショップを開始
「Road to Metaverse」と題したセッション&ワークショップ。ポイントは、クリエイターだけではなくビジネス担当向けのセッションもあるところでしょうか(エグゼクティブトラック、5月開講)。とりあえず自分もエグゼクティブトラックのほうに受講申し込みしました。日本時間だと5/13(金)の午前2時と午前10時の回があります。
クアルコム、XRコンテンツ配信のためのWi-Fi規格を強化
これから普及が進むであろうWi-Fi 6Eだけでなく、その次のWi-Fi 7にも言及しています。特にWi-Fi 7ではXRコンテンツを明確にターゲットにしていて、通信の分野でもクアルコムが主導権を握るぞ、という意志が読み取れます。
Niantic、ニュージーランドのAR企業NZXRを買収
先月の8th Wall買収に引き続き。
私は知らなかったのですが、NZXRはニュージーランドのAR企業で、主にエンタメARを手がけていたようです。今回の買収も当然Niantic Lightshipの強化につなげるとのこと。
Acerの裸眼立体視ノート「ConceptD 7 SpatialLabs Edition」が販売開始
昨年Mogura VRで取材記事を書きましたが、あれから約1年弱を経てようやく販売に。時間があったことでGPUにGeForce RTX 3080を積めたのは朗報でしょうか。逆にCPUは12世代に間に合わなかったようです。販売は法人限定ですが、これはまあそうだよね、という感じです。
正直、取材時は利用ケースがあまり思いつかなかったのですが、今ならスマホ3Dスキャンアプリとあるので、スマホで撮影&データ化した3DCGモデルをその場で立体視で確認する、といったことに使えそうです。
Epic Games、「Unreal Engine 5」を正式リリース
2021年5月末の早期アクセス版から1年弱、ついに正式版がリリースされました。
VR方面だと開発エンジンはまだUnityが優勢のようですが、VRも今後デバイスの性能向上やクラウドレンダリングの普及でグラフィックの重要性が増すでしょうから、いずれUEを採用するスタジオも増えるのかもしれません。
Epic Games、スマホ3Dスキャンアプリ「RealityScan」を発表
公式リリースはこちら。
Epic Gamesが過去に買収したQuixelとCapturing Realityの技術を使って作られたアプリ。実際に使ってみた人によると、「ベータ版ならではの足りない点は多々あるけど、精度だったり細かい設定はかなりすごい」という感じらしいです。おめがシスターズ(おめシス)がさっそく試用レポート動画を上げているので、興味がある人はそちらが参考になると思います。
スマホ3Dスキャンアプリはすでに競合が多数いますが、今後生き残りをかけて切磋琢磨していってほしいですね。なお、Android版の登場は2022年後半とちょっと先の話です。
米Microsoftら、3Dビデオ会議専用の個室「VirtualCube」を開発
記事を読む限り、Googleが進めている「Project Starline」と似たようなコンセプトっぽいです。コスト的にはどちらのほうが安上がりなのでしょうか。デバイス的にはGoogleのほうが高そうですが、MSのほうは個室が必要ということで、物理的な制約が厳しそうに見えます。