個人的に気になったXR関連ニュース(2022年4月第4週)
※2022/4/24~4/30。下に行くほど古い記事になります。
Diver-X、グローブ型コントローラを予告
VRヘッドセット「Half Dive」はプロジェクト見直し中ですが、その間に次のデバイスが予告されました。触覚フィードバック機能付き、がどのレベルのものかまだわかりませんが、9月の東京ゲームショウでは製品版が出てくるとのことなので、開発はかなり進んでいるように読み取れます。
Snap、年次カンファレンス「Snap Partner Summit 2022」を開催
日本での認知度・浸透度はいまひとつですが、モバイルARではある意味本命のSnap(いずれNianticが追い越しそうな雰囲気もありますが)。今回の年次カンファレンスでも新機能の発表や、世界最大級のコンサートプロモーター・Live Nationとのパートナーシップを発表しています。
「にじさんじ」のANYCOLOR、東京証券取引所グロース市場への上場承認
2022年6月8日上場予定。目論見書(※PDF)は投資家のみならず、VTuberファンから見ても興味深い記述が多数あります。
いちVTuberファンの視点からは、上場を機にコンプライアンスの強化がどこまで徹底できるかに注目しています。にじさんじの印象として、ライバー側のやらかし(炎上)もさることながら、それに対する運営側の対応にも疑問符が付くケースが少なからず見受けられたので。
MyDearest、「メタバースくそくらえ」宣言
VRゲーム『東京クロノス』『アルトデウスBC』で知られるMyDearestが、次期タイトルのプロジェクトに合わせて宣言。何をもって「くそくらえ」と言っているかは主張の全文を読めばわかるかと。
主張の内容は間違ってはいないし、特にVRサイドの人は同意しやすいでしょう。「メタバースくそくらえ」もフレーズとしては刺激的で、短期的には世間の耳目を集めることに成功していると思います。ただ、長期的なスパンで考えたとき、このやり方がのちのちダメージになる可能性も否定できないな、という気も。
少なくとも、この刺激的な宣言を次期プロジェクト発表の呼び水に使っている以上、「あなたたちも“メタバース”を都合よく利用していませんか?」というツッコミは当然出てくると思います。
HTC VIVE、バーチャルプロダクションソリューション「VIVE Mars CamTrack」を発表
Engadgetの記事はこちら&公式ブログの記事はこちら。
ソリューションの核となるコントロールボックス「Mars」は前週の段階でチラ見せしていましたが、最新のプレスリリースで全体像が明らかになりました。HTC VIVEはここ最近toBにフォーカスしているように見えますが、記事や製品仕様(価格含む)を見る限り、セミプロ~アマチュアのクリエイターもターゲットに入っているように感じます。
プレティア、ARクラウドプラットフォーム「Pretia」を正式ローンチ
前週のMESONに続き、今週も国内AR企業が独自のプラットフォームを公開。ツール自体は半年ほど前からクローズドベータが提供されていましたが、今回ついに正式版に。UnityベースのARクラウドプラットフォームです。