個人的に気になったXR関連ニュース(2021年2月第3週)
※期間中随時更新。2/14~2/20。下に行くほど古い記事になります。
下半身トラッキングデバイス「HaritoraX」をShiftallが販売
個人開発から始まったHaritoraを、パナソニックの子会社ShiftallがHaritoraXとして販売するそうです。HaritoraXはハード設計も含めて全体的にグレードアップ、価格も税込み3万円以下が目標とのこと。ちなみにHaritoraの使用レビューはMogura VR(Mogulive)が記事化しています。
MRデバイス「Lynx R-1」のディスプレイ映像公開
AR/VRのどちらもいけるというMRデバイス「Lynx R-1」。新型コロナウイルスの影響で発売が2021年の後半までずれ込んでいますが、そのディスプレイ映像が公開されています。ビデオパススルー方式のフルカラー映像、正直かなりすごいのでは?Oculus Quest/Quest 2のビデオパススルー(モノクロ&解像度も低め)とは比べるべくもないですが、同じくビデオパススルー方式を採用しているVarjoのXR-3との比較が見てみたいです。
ブラウザで動くTilt Brush「Silk Brush」登場
いわゆるWebXR版です。まだ自分で試していないので詳細不明ですが、実際にサイトを見てみると、VRだけでなくARという表記もあるんですよね。HoloLens 2とかMagic Leap 1でも動くということなんでしょうか。WebXRの言葉どおりであれば動くはずですが、動くとしたらどういう見えかたをするのかが気になります。
※2020/2/20追記:HoloLens 2もサポート予定との情報をいただきました。実際にもう動かしている人も。下記ツイートの一連のコメントを見るに、WebXR Device APIの仕様にかなり準拠している雰囲気。
バーチャルアイドルグループ「ReVdol!」が全活動停止
個人的に好き&注目していたのですが、YouTubeは全然再生数が出ていなかった&ホームのbilibiliでもそれほど登録者数が伸びていなかったので、この決断はやむなしなのかなと。
ただ、3Dモデルやモーションキャプチャのクオリティはかなり高かったので、そこが停滞してしまうのはかなりもったいない話です(CGWORLDの関連記事 [1] [2] [3] [4] )。
日本側のエンジニアもけっこういるようですが、エンジニアが他のVTuber企業に合流してくれると嬉しいですね。ホロライブを運営するカバーなんかはちょうど人材募集もしていますし。
Oculus Rift S、29800円に値下げ
Rift Sは今年(2021年)で販売終了なので、在庫処分価格ということでしょうか。「PC接続型VRデバイスも1つ確保しておきたい」と考えると送料・消費税込み3万円は魅力的ですが、スペックを考えるとHP Reverb G2がそのうち値下がりしてくるのを待つという選択肢もありなのかなと。Oculus Linkの登場でスタンドアロン/PC接続両対応が今後のトレンドになりそうなので、Reverb G2も意外と早く値下がりしそうなんですよね……。
XRコンソーシアム会員企業カオスマップ公開
日本国内のXR業界団体であるXRコンソーシアムによる業界カオスマップ。同団体に加盟している企業だけなので完全版ではないものの、日本国内のXR関連企業を一覧できるのでそれなりの価値ありかと。
JVCケンウッドのVRヘッドセット「HMD-VS1W」登場
昨年プロトタイプを取材させてもらったのですが、「VRなのにディスプレイの向こう側が透けて見える」不思議なデバイスでした(もちろんVRコンテンツを体験するのに支障はありません)。
ターゲットが法人向け、とりわけ業務用シミュレータということで、実際に見たり体験したりできる機会は多くなさそうなのですが、スペックを含めて非常に可能性が感じられる製品だと思います。
SideQuest、App Lab専用サイト「App Lab Games」をオープン
同様のサイトとして前回App Lab DBを紹介しましたが、App Lab DBはソート機能がある一方、App Lab GamesはSideQuest運営という安心感があります。
今後App Lab対応アプリが増えるにつれてどちらのサイトも改修を加えてくると思いますが、果たしてどちらがよりユーザーに支持されるか注目です。現時点ではソート機能があるぶんApp Lab DBのほうが使いやすいでしょうか。