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スマホでも簡単に広告ブロックできるWebブラウザ「Opera GX」

 2021年6月中旬、Operaの最新Webブラウザ「Opera GX」が正式リリースされました。Windows版は下のリンクから、Android版 / iOS版はテキストリンクからそれぞれDLできます。

スマートフォンでも簡単に広告ブロックできる

 Opera GXは独特のビジュアルデザインや、TwitchやDiscordへのスムーズなアクセスなど、「ゲーマー向けのWebブラウザ」を謳うWebブラウザです。

 が、Opera GX最大の特徴はスマートフォン版でも簡単に広告ブロックができることです(設定メニューから一発)。

 スマホブラウザ単体で広告ブロック機能を搭載しているものは意外と少なく、できるものでも設定が面倒だったり、開発元が怪しかったりするのがデメリットです。また、既存ブラウザと連携するタイプの広告ブロックアプリも複数ありますが、これらもまた信頼性に難があります。
 その点、Operaは信頼と実績があるので比較的安心して導入できます。

広告ブロックでデータ転送量の抑制にも一役買う

 2020年11月の角川アスキー総研の調査によれば、スマホでコンテンツを視聴する際の、データ転送量のおよそ4割が広告です(調査対象サイトの平均)。
 広告ブロック機能でその4割を完全にカットできるわけではないですが、「ギガが減る」ことに敏感な学生ユーザーや、回線速度が遅いプロバイダーのユーザーにはメリットが大きいでしょう。

なぜ今回Opera GXを紹介したのか

 自分はWebのお仕事をしているので、Webサイト・Webサービス運営にとって広告が重要なことは十分理解しています。が、あまりにもユーザーの利便性を無視するような/Webサイト・Webサービスの信頼を損ねるような広告配置はさすがに……とも思うわけです。“お行儀の悪い”相手に律儀に付き合いたくないというか。
 そんなわけで私は現在、Android版Chromeをメインにしつつ、“お行儀の悪い”一部のサイトはOpera GXで閲覧する、という運用にしています。

 Web広告はここ最近、その内容や運用に関していろいろと議論が起こっています。ここいらで一度、Web広告業界全体で見直しが入ることに期待したいですね。あとは「広告以外のマネタイズ方法の研究・開発」も。

(2021/7/16追記)単なるブラウジング利用なら「Vivaldi」もいいかも

 スマホアプリ単体でも広告ブロック機能を持つブラウザとしてはAndroid版のみですが「Vivaldi」もあります。こちらは広告をブロックして空いたスペースを自動で詰めてくれるので、ブラウジングだけを考えるならこちらのほうが便利かもしれません(私の場合は「元々どこに広告が入っていたか」も見ているのでOpera GXのほうが合っている)。

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