個人的に気になったXR関連ニュース(2022年3月第3週)
※2022/3/13~3/19。下に行くほど古い記事になります。
米VTuberエージェンシーVShojo、1100万ドルの資金調達
公式プレスリリースはこちら。
個人的には今回出資したVCがVShojoのどこを評価したのかが気になります。彼女たちの外見や配信内容に由来するセクシャル・センシュアルな要素を「成長要因」「リスク要因」のどちらと判断しているかが特に。
にじさんじ、自社養成機関から初のタレントデビュー
ポイントは同社(ANYCOLOR)のバーチャルタレント育成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー(VTA)」出身のメンバーというところでしょう。
にじさんじやホロライブなど、ある程度の人数がいるVTuber事務所(いわゆる「箱」)に所属するタレントの多くは元配信者(ニコニコ生放送やツイキャスなどの出身)です。それゆえ「配信慣れしている」「事務所側の教育コストが低い」というメリットがある一方、「配信者時代とやっていることがあまり変わらない」「古巣の悪しき習慣をそのまま持ち込んでいる」などの批判もあります。
今回のVTA出身メンバーは、そうした既存のスタイルとは異なる配信をする可能性があります。初配信は3月20日(日)、ちょっと期待です。
SIE、PSVR2の開発キットを2000セット以上発送済み
PSVR2開発キットではない可能性もゼロではないとしつつ、昨年10月から今年1月にかけて計2374セットが発送されたとしています。
PSVR2開発キットをデベロッパーに渡していることは公式発表済みですが、輸出入の記録からこの情報を探りあてたところに感心しました。
「東京ガールズコレクション」の公式バーチャル空間「バーチャルTGC」が正式公開
出展者の中には韓国のバーチャルシンガー・APOKIの名前も見えます。
個人的には開発プラットフォームのLUDUSが気になります。聞きなれない名前ですが……これなのか?
NICT、カメラ1台の映像から3Dアバターを構築する技術を開発
NICT(情報通信研究機構)による3Dアバター技術。人体の3Dスキャン&アバター化サービスはいくつかありますが、カメラ1台でOKなのと、表情変化にも対応するというのはアドバンテージがありそうです。
民生化するとしてもまだしばらく先になりそうなのと、仕様上5Gネットワーク必須っぽいので気長に待つとしましょう。
Amazonオリジナル『UPLOAD シーズン2』配信開始
3月11日から配信開始されていました。死後の世界(VR)に魂を「アップロード」するというSFコメディ。VR、今でいうなら“メタバース”的な要素が強いので、XR関連に興味がある人はぜひ(未視聴の人はシーズン1から)。