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小林里歌子選手の移籍についての個人的な思い

僕にとってこれは青天の霹靂だった。

この情報の前にベレーザの選手が24名契約更新したが、小林里歌子という名前はなかった。
まさか…とは思ったが、実際にこのリリースを知った時は心の整理がつきなかった。何故なら1人のサッカー選手として好きで、自分がそれと同じくらい心の底から好きなベレーザから離れてしまう現実を受け入れたくなかったんだと思う。

何故そのように思ってしまったのにはいくつかの出来事があったので、それを初めて書きたいと思います。

最初に知ったのは「めざせ!2020年のオリンピアン〜東京五輪の原石たち〜」という番組でした。なでしこジャパンの未来のエースとして紹介されていました。その中でゲームでアシストやパス回しが多い彼女に対してオリンピアンである前園さんが自らゲームの中に入り、彼女にシュートに向かう姿勢を実際にプレーなどで魅せたり言葉などで伝えて、そこからプレースタイルが変わり、その後中国で行なわれたU-19女子アジア選手権に参加した際に4試合4得点でチームを優勝へ導き、なんと大会MVPに選ばれたのを知って、よりこの選手の事を知りたい。そして応援したいと思いました。僕は元々ベレーザのファンであったので来て欲しいなとは思ってましたが、地元が神戸なだけにINACなのではないかと思い、そこはチーム関係なく応援はしようと思ってました。

そしたら、このリリースが流れました。

本当に嬉しかった。これから応援したい選手が愛するクラブに来てくれる。
これは絶対に応援しなきゃダメだろ!と思い、僕はその年の初めのヴェルディフェスで最後ベレーザの選手のサインをする時に僕は小林里歌子選手にベレーザの色紙を出し、そこで「色紙1枚使ってサインとその年の目標を書いて下さい」と言ってました。「えっ!目標ですか?」みたいな感じだったので、無理な注文に対しても毎回笑顔にやってくれたのは本当に嬉しかったです。今でもそのサインは僕の宝物です。 


1年目
2年目
3年目
4年目

でも入った直後に待ち受けたのは怪我との闘いでしたね。国体で右膝前十字靭帯を断裂。復帰を目指したが、度重なるケガで手術を重ね、復活に何年もの歳月を要しました。しかもその時のベレーザは全盛期でリーグ優勝連覇している時で、ある日試合後にある人が「別に小林里歌子居なくても優勝してるんだからベレーザに要らないんじゃね?w」と笑って話しているのを聞きました。言われた直後は悲しくて悔しくて堪らなかったです。言い返してやりたかったけど、そんな勇気もなく、僕はただ家の近くの神社に立ち寄りその当時の背番号の分のお金を入れて「怪我が早く治りますように。試合に出れますように。ベレーザやなでしこジャパンでゴールや活躍できますように。」と神頼みをする事しか出来ませんでした。

「いつか、そいつらをプレーで見返してくれ!」


それが、今も小林里歌子という選手を応援している原動力なのかも知れません。

でも僕は小林里歌子選手のユニフォームを毎年買ってる訳でもないし、あるとしても最初の頃のタオマフのみ。観るのも現地観戦よりもテレビ観戦がほとんど。
そんな奴が小林里歌子選手を語るなよって言われるかもしれませんが、そんなの関係ない。応援している気持ちには変わりはないんですから。

今回の移籍についてはベレーザを応援している僕としては辛いです。行くとしてもWEリーグを優勝してから海外に羽ばたいて欲しかった。

ですが、小林里歌子選手を応援している僕としてはこの移籍はある意味チャンスだと思っています。
何故なら、今年のW杯のメンバーに選出されなかった。
悔しい。リーグ後半戦の活躍ぶりは選出されるべきだった。
小林、植木、藤野の3トップで強豪相手にどこまでやれるのか観たかった…。
でも、国内でどんなに活躍しても選ばれないなら、海外に挑戦してそこで大活躍する姿が見たいし、そこからなでしこジャパンの中心選手になってほしい。それがもしかしたらベレーザや応援してくれる全ての方々に対して恩返しになるのではないかと思います。

最後に見てくれないと思いますが、個人的にメッセージを送りたいと思います。

小林里歌子選手へ
元々好きだったベレーザをより好きになったのも貴方が居てくれたお陰だと思います。
 
アメリカでも活躍してくれるのを心から願ってますし、これからもずっと応援していきます。

ベレーザの10番を着けてプレーする姿が観れないのは寂しいですが、次はなでしこジャパンの10番を着けてプレーする姿を観れる事を楽しみにしてます。

そして、7年半もベレーザで闘ってくれて、ありがとう。


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