『スマホ注意報』
カンカンカン
ワンルームに突然鳴り響く音。
「さぁ、やってきました!『スマホ注意報』!」
動画配信中のスマホに向かって、
アキトはニヤリと笑った。
♦
20××年。
スマホ依存症の患者が後をたたない。
不眠をはじめ健康被害も大きく、
この度、スマホの使用状況で危険度を教えてくれる「スマホ注意報」が設定されることになった。
長時間の使用により注意報が発令される
速やかに使用を中止すること
しかし、実際使い続けるとどうなるのか。
そこは全く不明。
ただの脅しなんじゃないか。
…だったら。
アキトは動画でその様子を配信することを思いついたのだった。
♦
注意報が発令されて、15分。
ガンガンガン!
音量はどんどん上がっていく。
アキトの声はすでにかき消され
眉をひそめて耳をふさぐしかない。
視聴者が次々と居なくなる。
この辺が潮時か。
アキトがなんとか作り笑いをして
手を振り
スマホの画面に触れようとした時
一面を包み込む眩しい光。
後に、のこったものは
◆◆◆
と、いうことで、もう1作
ショートショートに挑戦してみました。
私は熱中するとずーっとスマホ見続けてしまい、
気づいた主人にスマホを取り上げられてしまいます。
(子供か!)
そう、ずーっと見てるのよくない・・・んですけど。ね。
そんなこんなで思いついた作品。
自戒もこめて。
⇩ 参加させていただいた企画(今回のお題は11番)⇩
⇩ 1作目 ⇩
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