祖母の一周忌
母が亡くなって7カ月後、娘を追うように突然亡くなった祖母の一周忌を迎えました。
リハビリの送迎の方から連絡を受けて向かった祖母の自宅。
なぜかいつも使う預かっていた鍵が回らず、嫌な予感と共に焦る気持ち。
足が痛いと言っていたのでつまづいて転んでいるんじゃないかと
軽い気持ちで子供達を留守番させて家を出たあの日。
まさか前日の夜に亡くなっていたとも思わずリビングに呼びかけた自分の声。
リビングのドアを開けて飛び込んできた光景に半ば諦めがよぎったこと。
ああ、彼女は冷たくなっている。
あの日のあの瞬間の記憶は鮮明で、何度思い出しても衝撃で。
短期間で2人の死に目に遭遇することの意味をとても考えさせられ、
自分は何がしたいのか、何をしていかなければならないのか見つめ直す機会を得られたことにはとても感謝しています。
今朝は供養のために昨日買った花を備えにお墓に行くつもりでした。
朝起きてきた5歳の娘が突然、「お母さん、誰かに見られてるみたいで怖い」
そうわたしに言ってきました。
祖母が帰ってきているのかなと思いつつ、誰もいないし、見られてたとしても娘ちゃんを守ってくれるいい人たちだよ、とだけ伝えましたが、それを聞いた娘は急に、ばーばーばーのお家が見たいと言いました。
祖母が見たがっているのかもしれないので、夕方子どもたちと祖母の自宅に行ってみようと思いました。
それから娘を送り出し、車でお墓に向かう途中で、いつもはあまり使わないガソリンスタンドに立ち寄りました。
久々だったのでダッシュボードからカードを探していると、最後に祖母と行った焼き肉屋さんのドリンクチケットがポロリ。。。
期限がないのでまた行く時に使えるようにねと、車に乗せたままにしたんです。
こんな偶然が命日に起こるなんて、霊的なものは見えないし、信じたりしているわけでもないですが、やはり大切な人たちを見守ってくれているのかなと思えた出来事です。
なのでわたしは今からその焼肉屋さんにチケットを持って行ってきます。