「おいしいコーヒーのいれ方」を読んで

最初に言っておきたい、前巻から七年は経ちすぎあまりにも経ちすぎ。

読み終わって空白期間は長かったけど終わらせてくれてありがとう!なんて感想は微塵もありません。

あらすじは遠距離恋愛もの。

しかしながら主人公に不幸なことが続きます。

彼女の兄夫婦の子どもを不慮の事故で流産させてしまい落ち込み、大学を休学し海外へ逃亡。

改めて日本へ戻り夫婦へ謝罪し殴られ和解。

再び海外へ戻った矢先、事件に巻き込まれ病院送り。
刺された瞬間は走馬灯で恋人を思い出し…。

ハッピーエンドなので死ぬ訳もなく目が覚めると恋人が見舞いへ来てくれキスをし生きててよかった的な流れ。

そして日本へ戻り、復学し終わり…。

どれだけ主人公をどん底に叩き込めば気が済むのだろう?

あとがきによると
「この7年間、おいコーのことを忘れた日はありません。嘘じゃないです。書かなきゃとずっと思っていました」

…へぇ。

最後には

「活字を追いながら、我がことのようにドキドキして頂けたなら、それほど嬉しいことはありません。」

ドキドキしましたよ、ここまでどん底にして何が書きたいの?サスペンス?

「コーヒーも、小説も、同じこと。要するに、

「おいしいか・おいしくないか」、それだけのことなのですから。」


わたしは、おいしくなかった。
これだけシリーズにして終わりは駆け足、残念すぎます。
そしてあまりにも空白の7年は、長すぎましたね。

おわり

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