肝生検をする2日目の話

朝6時起床と思いきや私は7時過ぎに看護師さんが体温、血圧、酸素量を測定。
重めの患者さんが先みたい。

朝ごはんは8時に山盛りのご飯、ひと口食べ終了…。

朝は食べない生活なので口に入らない…残すのが申し訳ないので明日から朝食はキャンセルできるか聞くとすんなりOK!よかった。

検査後はお風呂に入れないので朝にお風呂を済ませる。
シャワーは予約制で早い者勝ちですと言われたので朝一で予約へ行ったのにお年寄りの動けない人ばかりだからか常に空いてた。

そんなこんなでお昼は絶食なのでなし、お水も少量のみしか飲めなかった。

まぁここからが大変。

点滴用の針を事前に準備しはじめた。
しかし、脈が振れないと看護師さん。

採血の時も困らせるタイプの腕なのですみません~と軽い気持ちでいた。

血管をわかりやすくするように腕をしばらく温める。

様子を見てココ!と思い刺しながら探してるけどなかなかなく看護師さんしょんぼり(ごめん)

すると昨日主治医の隣にいた研修医の男の子が来た。

「(手の内側)あ~苦手なんだよなぁ…」と
どんよりしながら手で腕をたたく(笑)

「ここありそう…チクッとしますよ」

ぶすっ
刺しながら探す…抜く

「なくなった」

なくなった?

すると若手の女医さんが来た。
自信ありそうな感じで救世主?

勢いよく腕をパシパシ叩き始め
「この辺にある…チクッとします!」

ぶすっ(うお、1番痛いぞ…)

「……(探しながら)うーん」
スっ…抜く

女医「すみません」
研修医「自分の患者だから自分で探すわ」
女医「そうして(軽くキレながら)」スタスタ…

なんとも言えない空気が漂う…
看護師さんが1番気を使っているんだろうなぁとチラ見するとしょんぼりしたまま。

針の太さを変える話をし始め再度、準備。

かれこれ30分(笑)

2人がかりで「ここは?」「これはいけそう?」とか話しつつ
私が「もう手の甲でいいですよ…」というと

看護師さん「一日中付けっぱなしにするので痛いし動かせず不便になるので最終手段です」

と。

点滴経験は学生時代にインフルエンザで高熱が出て救急で病院に行った時にいつの間にかベットの上で点滴を手の甲に刺されてた以来なので長時間の点滴は経験したことがなかった。

そんなこんなで2人悩んでいると再び女医さんがスタスタと

女医「…もう1回見ていいですか?」

と申し訳なさそうに先程のところに刺した

女医「……(ちょっと動かしながら)よし」

皆でお~っと歓声(笑)

ちょっとまって、
刺す時から女医さんの手が震えてない?!

刺し終わって色々テープを貼ったりする時は震えすぎて看護師さんに手伝ってもらいながら無事に終了。

女医さん「バレてると思うんですけど…手が震えてしまってすみせん‪」
と手が震えながら私の手を握り、笑いながら言うので一生懸命さに嬉しく2人で笑いあう。

女医さんは点滴の針を指すことをあまりしないのかと思い
「久しぶりだったんですか?」
と問うも

「いえ、そんな事はないんですけど神経がたくさんあるところに再び刺すので…ちょっと緊張しちゃって‪w」

そっか、先生も人間なんだな
容赦なく刺すことに抵抗がないと思っていた。

先生たちが去るのを見送ったあと看護師さんがこっそり
「あんなに震えてるの初めて見ました…プレッシャーだったんでしょうね。何回もみんなで刺してるからここで決めないといけないっていう…。」

なるほど、こちらの負担も考えると大変なお仕事だよね

先生、担当じゃないのにありがとうございました。

そんなこんなで施術後は4時間寝たきりなので13時までしかいけないトイレを済ましいざ出陣~

13時に気持ちを落ち着かせる薬が効いてるのか眠たくて仕方がなかった。

主治医の先生がきて
「緊張してますか?」と聞くが

うつらうつら眠いです…と返答

先生「ちょうどいいですね(笑)」

そんな感じで消毒してエコーで肝臓の様子を見て

吸って~吐いて~を繰り返し

先生「今の感じの呼吸でやりましょう。
では、麻酔をしますね~
普通の注射より針は細いので怖がることないですよ」

と言うので

私「そうなんですか?経験ブログには麻酔の針がいちばん痛かったって書いてました」

先生「そんなブログあるんですか(笑)まぁ多少はね」

私「お願いします~」

先生「はい、刺します~大丈夫ですか?」

私「はい、大丈夫です」

まぁ普通に刺さってるという感じです。
甲状腺の細胞をとる時に喉にぶっ刺した方が100倍痛いし苦しかったのでそれに比べるとなんて無い。

先生「では麻酔馴染ませるので(皮膚)触りますね~」

「ヴ痛ぇえ!」

何?!この痛み

先生「え!痛いですか?麻酔を馴染ませてるだけですよ、何も刺してないですよ?大丈夫ですよ」

私「でも痛かったです…」

先生「今も?」

私「今は大丈夫です、何だったんでしょう」

先生「それは良かったです、じゃあ細胞をこれでとりますね」

私「細胞をとるときに大きな音がするやつですか?」

先生「ブログに書いてました?笑
その方詳しいですね、その通りです笑」

試しにバチンッと音を鳴らす

私「そんなに音大きくないですね、あのブログ大袈裟じゃん笑」

先生「(笑)ではいきますね~息止めて~」

バチン!

先生「はい、とれましたよ~大丈夫ですか?」

なーんだちょっと気持ち悪い?違和感あるだけで

一瞬じゃん~ふぅ余裕余裕~

と思ったらもう1本出てきた

「え!もう1回?!」

てっきり1回だと思っていたのでビックリ
(1回とは言われてない)

先生「あ、嫌だったらいいですよ!細胞はきちんと取れているので恐怖を感じてまで2回分も取らなくて大丈夫ですよ( ^_^ ;)」

私「いや…ここまで来てるんで、もったいないです!何回でもお願いします‪w」

こんなとこで貧乏性発揮。
もったいないのでもう1回とってもらう。

無事に2回分の細胞を取って
エコーをみながら止血し終了~!

止血の方が細胞採取より時間がかかっていた。止血も無事に終わって処理をしていたら

先生が
「…細胞見てみます?」
というので即答で

「え!見たいです!!」

好奇心旺盛の子供かよ

先生が笑いながら
「見たいですか(笑)これですよ~」
と見せてくださいました。

フィルムケースみたいな容器に魚の骨のようなものが2本プカプカありました。長さは3~5㎝くらいかな?血もついていない半透明のようなものが。
これが肝臓の細胞か~と貴重な体験をさせてもらいました。

私「魚の骨みたいですね笑」

先生が微笑む

横目で主治医の先生はかっこいいし背も高いし物腰柔らかいし看護師さんにもすごく丁寧だしモテるんだろうなぁと考えてたら無事に終了(笑)

そのままストレッチャーというのに寝たまま運ばれたんだけどこれが怖い怖い。

ジェットコースターみたいな恐怖感で
今日一、怖かった。

そのまま看護師さん総出でベッドにいっせーのーで移され四時間絶対安静、寝返り禁止仰向け状態が始まった。

トイレに行きたくなったらオムツ‎( ꒪⌓꒪)
そんな心配してたのもつかの間、
薬が効いていたのかすぐ眠りに落ちた。

2時間後に採血へ来た看護師さんに起こされウトウトしながら血を採られ、

起こされたついでに手のこわばりがあったので研修医くんが見たいと言っていたことを伝えてもらうと

数十分後に研修医くん走ってくる(笑)

研「よかった寝てくれて(?)、
手触りますね」

起床後、指に力が入らず曲がらない現象が数ヶ月続いている

軽く指を曲げられ

私「痛っ……痛いです」

研「痛い?!外からの力でも痛いんですね?」

私「初めての事だったの知らなかったです、痛いみたいです(他人事)」

研「曲げてみてください」

私「これ以上は無理です、力が入らないんです」

手のこわばりを伝えるのが難しくてうまい例えもなかなか出来ず…

曲げ具合とか見て神経的なものでもないですね…と何だろうと悩みつつ

研「…貴重な体験ありがとうございました」

とお礼を言われ立ち去っていった(笑)

そのまますぐ眠り絶対安静の4時間はほぼ寝て終わった。
トイレの心配をあれだけしていたのに何もなくホッと一安心~。しかし腰が痛い痛い~同じ体制は辛いね。

4時間後、先生がきて出血などないか状態チェック。
肝臓付近を抑えられての痛みはないけれど
深呼吸や笑うとやや痛みがある程度、これは仕方ないとのこと。
まぁ針刺してるしね。

起き上がってもいい指示が出たのでやっとトイレに行ける~と思ったら
点滴が外れるまで(次の日朝10時まで)は車椅子でトイレですと…‎( ꒪⌓꒪)
こんなに元気なのに?!近くのトイレのために わざわざ看護師さん呼んで運んでもらうの?!

しかし、人生初の車椅子・・・快適(笑)

お水を沢山飲みたかったけど頻繁にトイレに呼ぶのはあんまりなので少量に押えた。

点滴をしながらの夜ご飯はあまり食べれなかったけど相変わらず美味しい。


看護師さんが夜の体調管理へ来た時、
歯磨き&洗面所とトイレもいきたいです。

と伝えるも

看「ベッドの上で歯磨きをしてもらうことになります…顔も洗えないのでホットタオル持ってきますね!」

まじかよ。

まるで病人じゃん

と思いつつ従う。

あ、そういえば夜の体温を測る時は微熱(37.4)が出て頭が痛かった。ずっと寝ているから頭が痛いのか分からないけど鎮痛剤をもらった。

またすぐ眠りにつくものの隣人の耳栓をこえる声に深夜度々起こされつつ寝た。

隣人は朝から深夜まで寝言でも話し続けてるけど疲れないんだろうか。。

そもそも私は自分のベッドでしか眠れないたちなので睡眠グッズは準備した。

まずアイマスク。
明るく眠れない人は必須ですね。

鼻ワイヤーが入っていて隙間からの明かりがうまいようにフィットするとはいらない。目元に当たる心地も良い。フワフワ。頭の後ろにアジャスターがきてしまうけど痛さや邪魔な感じはしなかった。レビューには痛いと書いてあったけど締めすぎると痛いんじゃないかな?私はやや緩めにはめて寝た。100均のを買わなくてよかった~!セールで800円くらい。

あと常に愛用している耳栓。有名なメテオ。

この耳栓、大声が通ることが判明(苦笑)お家で使う分には何も聞こえなくなるから安心していたけどうかつだった。看護師さんの声は聞こえなかったけれど、大声を出されると普通に聞こえていたので違う物がいいのかもしれません。耳栓は消耗品だから色々試さないとわからないね。

つづく…。

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