ドラフトの妄想が出来ない。

せっかくのNFLの一大イベントのドラフト前だと言うのに、1巡どころか2巡の指名権もないので、お陰様で完全にひねくれてまして、今年のドラフトに対する熱量が上がらない日々を過ごしております。他所のチームのファンの皆様は楽しそうで良いなぁww


本当は指名予想でもしようかとも思いましたが、74番目の指名なんぞ分かるか!!ちくしょー!!と叫びたくなってしまったので、過去を振り返ります。

という事で、ブラウンズGMアンドリュー・ベリーの初ドラフトであるDRAFT2020を振り返る事にしました!


指名したのは彼ら。

この年ですが、ブラウンズのニーズは圧倒的にLTでした。モックでどのアナリストでもOTを予想していましたね。この年のドラフトではOTは当たり年と言われていて、四天王としてベクトン・ウィルズ・トーマス・ワーフスが実力で頭ひとつ抜けているとされていました。ブラウンズもこの中の誰かを指名するだろうと、、、そして指名したのが

1巡10位ジェドリック・ウィルズ OT アラバマ大 

指名順をおさらいすると
4位トーマス
10位ウィルズ
11位ベクトン
13位ワーフス
という順です。
トーマスとウィルズは活躍度的には同じくらいなのかなあ、(ちゃんと調べたら遥かにトーマスの方が活躍していました。失礼致しました)ベクトンは怪我で試合に出れてません。四天王の中で1番最後に指名されたワーフスが1番活躍しているのというのがドラフトの面白いところですねw
そんな事を言いつつもブラウンズファンとしては笑っている場合ではありませんけど。

結果的にワーフスを指名すれば良かったじゃ無いか!と思いがちですが、ブラウンズはウィルズをLTとして評価していたのでLTで考えると3人の中ではまずまずと言ったところなんですが、全体10位でまずまずでは物足りないのですけどねー(笑)

しかしながら、この年のOT達はその後2巡まで振り返ってもアイゼイア・ウィルソン以外インパクトを残せていないので、良しとしなければならない気もします。

そんなウィルズの現在ですが、5年目オプションを行使するかどうか両論がある状態です。言い方は悪いけどそんな感じの活躍度合いなんですよね。
個人的には行使して良いとは思っています。今シーズン活躍して堂々と大型契約を勝ち取って欲しいものです。


2巡44位 グラント・デルピット S LSU

2順でのSの指名は
36位マッキンリー
37位ダガー
で、41位から下げての44位デルピット
45位ウィンフィールド

絶妙なトレードダウンから、デルピットかウィンフィールドの2択の状態にして、指名したのが私の推しメンであるデルピットでしたので、興奮したのをよーーく覚えています。

この順番ですと嫌でもウィンフィールドと比べられる訳ですが、あちら様はプロボウルに選ばれたうえに、リングまで持っているので水を開けられた感は否めません。ここもウィンフィールドを指名しとけば、、、と思ってしまうところですね。

ただし、デルピットはバストの危機から持ち直しましたし、ウィンフィールドは昨シーズン少し不調だったようですし、デルピットの今シーズンの活躍度合いでは追いつく可能性もあります。
頑張れ!気合いだ!デルピット!!!


3巡88位 ジョーダン・エリオット  DT ミズーリ大

さて、問題の3巡です。エリオットは3年過ぎても先発としては物足りなく、チームのオフの動きからも先発としては見ていない様子となってしまいました。ローテーション要員ならば問題ないんですがねえ。

ということで、エリオットを指名したベリーを糾弾する声もありますが、この年のDT勢は揃いも揃って上から下まで誰一人としてインパクトを残せていません。ブラウンズはDTを2巡で指名しなくて良かったとも言えるほどですね。

その中では一応のところ試合には出れるレベルではあるので、まあ失敗とも言い切れないのかなあ、と言ったところです。

まあ、FAでDTを獲得しなかったのが失敗なんですけどねw


3巡97位ジェイコブ・フィリップス LB   LSU

3巡指名のLBで活躍しているのはベンガルズのウィルソンくらいでしょうか。ウィルソン指名後にベリーはトレードダウンしていますので、ブラウンズはウィルソン狙いだったのでは?と野犬留置場さんがおっしゃていたのを思い出しました。
憎いぜシンシー!!!!

そして指名したのはフィリップスでした。首脳陣からは期待されていたと思います。しかしながら、先発に昇格するかも→怪我というのが2年も続いてしまいました。そして昨シーズンに関しては、怪我の後に出てきた本職では無いタキタキやPS上がりのクナシックの方がランディフェンスが落ち着くというおまけ付き。

そうです。少なくとも私は見限っております。今シーズンはロスター争いとなりそうです。

LBはフィリップスの直後に同地区のレイブンズがハリソンを指名しており、デルピット同様に嫌でも比べられる指名だなあと思っていましたが、結果的にはお互い比べるほどでもなかったねぇ、、、という寂しい状況になってます。



4巡以降はまとめます。
4巡115位 ハリソン・ブライアント TE  フロリダアトランティック大
5巡160位 ニック・ハリス C  ワシントン大
6巡187位 ドノバン・ピープルズ=ジョーンズ WR  ミシガン大

なんと言っても187番目でDPJを当てたのがファインプレーですね。立派なWR2に成長してくれて、シーズン前にも契約延長があるのでは?と言われています。

ハリスは怪我もあり試合に出てませんし、ブライアントは見限られた感がありますが、何だかんだで指名された全員がまだチームに残っているんですよね。3シーズン過ぎてこれは、なかなかすごい事だと思います。


この事からも分かるように、ベリーは大外れの指名はしていないです。
しかしながら、プロボウルに出れるほどのインパクトのある活躍をする選手を発掘出来たわけでも無いという、なんとも評価の難しいドラフトをしていますw

しかし、こうやって当時の流れを振り返ってみると、そこそこ成功したドラフトじゃ無いのかな?と思います。

どちらかと言うと、ここまでのベリーの問題はドラフトと言うよりもFAでの失敗が足を引っ張っていると思います。今シーズンの補強に関しては、実績のあるDCとSTCの意見もかなり聞いているみたいなので、またちょっと違う展開のドラフトが見れるかもしれないですね。


ちょっとだけドラフト展望

今年のドラフトはやっぱり2日目の指名をトレードアップで増やして欲しいですね。何だかんだでNFLでコンスタントに試合に出れる選手は2日目までが多いですから。

ちなみにチームのニーズはDT>>>EDGE>WR=LB>RB>Sといったところです。
指名権は8枚ありますが、いきなりバリバリの先発を指名するのは難しい順位ですので層を厚くするドラフトとなりそうです。


ブラウンズはこのオフのFAとトレードで、難敵揃いのAFCで互角に戦える戦力を擁することが出来ました。しかしあくまでも、「現時点では」です。

今は互角でも今年のドラフトで、ベンガルズがアマリさんをマンマークで抑えられるCBを指名したり、スティーラーズがギャレットを完封するOTを指名したり、レイブンズがラマー同等の代わりを見つけたりでもしたら、一気に戦力に差がついてしまいます。ドラフトは当たればデカい!!
ここは実力が分かっていて、計算できる戦力として補強するFAと違うところですね。

これがドラフトの魅力ではありますが、今年に関してはそんな魅力は感じたくありませんので、上記の3チームの失敗を祈りながらドラフトウィークを過ごしたいと思っております。
1巡と2巡を持っていないと捻くれるぜっ!!



最後に3巡98位を予想!

シアキ・イカ DT ベイラー大

(イカちゃんと呼びたいだけ)

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