今シーズンの振り返りという名のQB指名しろ!という話。
シーズン終了は早かったけど、タンクモードに入ってから長かった我がクリーブランド・ブラウンズですが、お陰様で2025ドラフトにて、見事に全体2位の指名権を得ることが出来ました!!
つらいシーズンを過ごしたチームへのご褒美ですね。選択を間違えて、もっとつらい思いをすることもありますが、今はそれは考えないようにしていますw
あまりにもひどいシーズンだったものですから、シーズン終盤にはギャレットがチームを解体するならトレードを希望すると言い出したり、ビドーニオまでも解体するなら引退すると言ったりして、崩壊寸前まで追い込まれましたが、ベリーが正式にリビルドはしないと宣言したので、今は落ち着いています。
まだ何が起きるか分かりませんが、今のところ主力の流出は無さそうでホッとはしています。
シーズン終了後ですが、まずは歴史的ドイヒーオフェンスを構築したオフェンスコーディネーターのケン・ドーシーを解雇しました。
当たり前すぎて何も驚きは無かったというか、なぜもっと早く解雇出来なかったのか?不思議でしたね。
シーズン後半になっても何も改善出来ず、工夫もない、「ナイスデザイン!」と唸るコールもないオフェンスをひたすら続けさせていたのは、タンクをしながらドーシーを公開処刑するという目的があったのでは?と勘繰るくらい、仕事を続けさせている意味が分かりませんでした。
ドーシーはワトソンとの相性が良いとされて連れてこられましたが、結果はご存知の通り全く相性は良く無く、ワトソンのブラウンズでのキャリアにトドメを刺しましたね。
QBに優しくないデザインで、これじゃあジョシュ・アレンでも停滞しちゃうよなあ‥やっぱりワトソンはアレンレベルのQBじゃ無いよなあ‥
と思い知らされるオフェンスでしたね。
ドーシーの数少ない功績としては、ジュディをキャリア初の1,000yd超えの成績を残したことと、ウィンストン🦀とのオフェンスは楽しかった事ぐらいですねw
蟹さんも冷静に考えるとひどい出来ではあったのですけど、他のQBがさらに輪をかけて酷かったので、楽しく見えちゃったが正解ですかねw
ワトソン 相手にパスしない。オフェンス進まない。
ウィンストン 相手にパスする。オフェンス進む。
その他QB 相手にパスする。オフェンス進まない。
そして全員勝てない。
ブラウンズは今シーズンも4人のQBを使ってやりましたが、それぞれのQBの特徴は大雑把で上記の通りでした。
この中で唯一見ていられるのは、相手にパスするけどオフェンスが進むフットボールなんだなあと分かった2024シーズンでした。有意義でしたね。チクショー!
話がそれましたが、ドーシーと合わせてオフェンスラインコーチのディッカーソンが解雇されています。彼がどこまで今季のオフェンス構築に携わっていたかは分かりませんが、キャラハンの後釜としては役不足でしたね。サックされまくりでした。
正直言って、もっとオフェンスのスタッフの入れ替えがあるかと思っていましたが、最小限の入れ替えとなりそうですね。
後任選びでは、ステファンスキーオフェンスに戻すのか?今シーズンの流れを継承するのか?がポイントになってきます。来シーズンのQBを誰にするのか?でも変わってくるでしょう。
ドーシーの後釜のコーディネーターはまだ決まっていませんが、内部昇格でTEコーチのトミー・リースが有力視されています。まだ32歳ながらもノートルダム大やアラバマ大でコーディネーターをやっていた実績があり、注目されている若手コーチです。
カレッジ畑出身ということで、ショットガン中心のオフェンスデザインですね。となると1年目から親しみやすいオフェンスデザインという事で、ドラフト2位でQBをとる気でしょうか。
だがしかし、今季はそのデザインで失敗しているので本当に大丈夫?と思いますよね。なら他にも候補はいるはずって事で、息子キュービアックなどの名前もあがってはいますけど、来季のQBが未だ決まっていないブラウンズはなかなか不利なので、皆が羨むコーディネーターは来ないでしょう。内部昇格は理に適っているかもしれません。
その後ダレル・ベベルとチャールズ・ロンドンと面談しています。
ロンドンはよく知りませんが、ベベルは長年のコーディネーター歴があるベテランです。
ベベルがコーディネーターになればAVP and ステファンスキー体制の時のように、プレイコールはステファンスキーが行い、ベベルがそれを支えることになるでしょう。
こちらもこちらで、選手から昨シーズンまでのオフェンスに戻すべきという声も上がっていましたので、革新的なオフェンスの構築とはならないかもしれませんが、現実的なプランです。
オフェンスラインコーチの後任は決まりまして、マイク・ブルームグレン。
割と長いことカレッジでHCをやっていて、前々オフェンスラインコーチのキャラハンの下で働いていたこともあるそうです。キャラハンからの口添えがあったかもしれませんね。カレッジでのキャリアが長いですが、プロスタイルのオフェンスにも精通しているそうです。
これまでの動きで来シーズンのQBに誰を据えるかはまだ分かりませんが、個人的にはドラフトで指名するのが良いかと思っています。
ウィンストン🦀を終盤も先発させていれば1〜2勝は追加出来ていた可能性があり、それでも使わないでタンク道を進んだのは、今年のドラフトでお気に入りのQBがいるからではないのか?と勘繰っています。
QBは他のポジションよりもバストの可能性が高く、FAでベテランQBを雇ったうえでトレードダウンして指名権を得るのがお得な気もします。
しかし、新生ブラウンズになってから長い間低迷していますが、その間でもQBをドラフトで5位以内で指名したのはティム・カウチとベイカー・メイフィールドだけです。
それぞれバストQBと育てられなかったQBでお馴染みですが、2人ともプレイオフには進出しているのですよね。中途半端な位置で指名しているQBではプレイオフにも出れていない。
それを踏まえるとやっぱりドラフト2位でQBを指名するのが良いかと思っています。
幸いにも今年のドラフトにはサンダースとウォードという上位指名候補のQBがいます。
2人とも豊作であった去年のドラフトならトップ5候補にはなっていないだろうとの見方もありますが、候補がいないよりかはマシです。
ハズレだったらリビルドですが、それを受け入れる覚悟で強気で指名です!この気持ちが大事!!!
もちろんこの件に関しては色々な意見があって当然だと思います。皆さんそれぞれの考えで来シーズンのQBを考えて楽しみましょう!
ということで、レギュラーシーズンよりも楽しいオフシーズンがやってまいりました!特に今年はQBの入れ替えがありますので、面白くなりそうです。
次はポジションごとの振り返りと来シーズンへの展望を気が向いたら記事にしたいと思います。