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今さらドラフトの振り返り2024

ドラフトが終わって1ヶ月が過ぎましたが、すっかりひと息ついていまして、記事を更新するのを怠っておりました…
去年も同じ事をやらかした気がしますが、今年も懲りずに今さらブラウンズのドラフトを振り返ります。

あえて言いますが、1巡は無いうえにスキルポジションの上位指名も無かったので、地味なドラフトになりました。
、こう振り返ってみるとなかなか面白いドラフトになった気がします。
先々のブラウンズを支えてくれる選手たちになってくれるといいですね!



2巡54位 DT マイケル・ホールJr   6-3 300lbs  オハイオ州立大

指名背景:
個人的には2巡でWRを指名するもんだと思い込んでおりましたが、答えはシュウォーツディフェンスの生命線でもあるDLの強化でした。
ブラウンズのDTはトムリンソン・ハリス・ジェファーソン・ハーストと揃っており、そこまで上位指名の必要は無いと思われましたが、ハーストが29歳で1番若いというベテランばっかな状態ですので、昨季の様にシーズン後半にバテてラッシュが効かないという状況を繰り返さない為にも、すぐにローテーションに入れる若手のDTが必要という事でしょう。
ベテランに頼りすぎなので、よくよく考えてみればDTの指名は納得せざるを得ませんね。
1巡でなかなかDTが指名されませんでしたが、2巡に入ってから急に指名が続き、ホールはDTとして7番目の指名で2巡最後の指名。なんならホールの次に指名されたDTは41個後の3巡95位でしたので、何だか売れ残り感があってモヤっとしますが、3巡では指名できなかったでしょうからヨシとしますw
DCがシュウォーツ兄貴に代わってからだいぶマシにはなりましたが、パスラッシュはギャレット頼みなのは相変わらずで、インサイドからQBにプレッシャーをかけれるDTは喉から手が出るほど欲しいので、その可能性があるホールが残ってくれていて良かったと思います。
2巡で指名された6人は必ず後になってから比較されると思うので、「結局最後に指名されたマイクが1番だったじゃーん」と言う準備は出来ていますw

短評:
通称「ビックマイク」バリバリの地元出身選手ですね。
SO時に活躍し、JRの活躍次第では1巡指名もある!と言われていましたが、成績を落としてしまい、この順位での指名に落ち着きました。それでも2巡で指名されるのはスゴイですけどね。
3TタイプのDTでパスラッシュが主な仕事です。パスシュチュエーションでは今シーズンから出番が無いと困ります。
昨季は1.5サックと何とも言えない数字ですが、プレッシャー率はドラフトプロスペクトの中でも上位だったそうなので、サック数は気にしない事にしますw
ビックマイクと言われる割にはアンダーサイズですが、そこは高い身体能力でカバーしている選手です。イカちゃんとは正反対なタイプ。そしてまだ20歳と若く成長の余地も残しています。
彼を見ていて思うのはいつも一生懸命にプレイする選手だなあと思います。そして顔がカワイイ。ブラウンズのアイドル的な存在になる事でしょう。
去年も愛嬌のあるDTを指名した気がしますが‥


3巡85位 G ザック・ジンター   6-6 310lbs  ミシガン大

指名背景:
ドラフトでは2日目までの指名は、先発選手にならないと失敗と言われます。中でもIOLの指名は開幕即先発しなくてはいけないくらいな指名です。本来ならばね。
ではジンターが即先発出来るかと言うと、はっきりと言って無理だと言っちゃいます。
だってブラウンズにはビトーニオとテラーというリーグを代表するGがいますからね。
ジンターの指名からわかる事は、仁王様とテラーの契約は来季までなので、どちらかと再契約しないって言っている様なものです。
仁王様はクビに出来る存在では無いのですが、今季であのレジェンドOTジョー・トーマス御大が引退した活動年数と同じになるという事で、いつの間にか、いつ引退してもおかしく無いキャリアに到達してしまった訳ですね。それに対応する為の指名とも言われています。
ジンターは全く悪く無いんです。悪く無いんですけど、何だか後ろ向きな指名で涙が出てきそうではありますが、ビジネスですから受け入れなきゃいけない事もありますよねえ。
随分と余裕ぶっこいた指名をしてるじゃねえか!!と思った事はナイショ。

短評:
ランヘビーなミシガン大オフェンスを支えたラインマンで、2年間の先発経験があります。オールアメリカンに選ばれた選手ということで、ガードのトッププロスペクトを指名した事になります。
ジンターは機動力のある選手で、フィルムを見る限りではフットボールIQも高そうです。
プレイスタイルもビトーニオとテラーに似ていて、やっぱり後継者感が満載ですね。ランプロテクションは間違いなくプロレベルですが、そもそもミシガン大は重要な局面でパスオフェンスを使わなかったというか、強くて使う必要が無かったので、パスプロテクションに関しては、悪くは無いがプロで即通用するかは未知数という評価です。
幸いにもブラウンズはOLを育てる余裕がありますので、じっくりと成長してもらいましょう!
昨年もそんな事を言ってジョーンズが活躍したので、やっぱりGの指名は正解かもと今思いましたw
トッププロスペクトを3巡で指名できたと思えば、かなりお買い得な指名なったかもしれません。

ここまでが2日目の指名選手です。個人的にここまでの指名はスキルポジションに使って派手にやって欲しいと思っていましたが、チームはしっかりと土台を作る事を選びましたね。
ここでブラウンズファンの大先輩である野犬留置場さんのお言葉を借ります。



5巡156位  WR ジャマリ・トラッシュ 6-0 190lbs ルイビル大


小柄ながらもルートランが上手くて、内にも外にもセット出来て、ちゃんとセパレート出来るレシーバーです。個人的にはものすごく好きなタイプですね。
弱点はドロップが多い事。それも集中力を欠いたドロップが多かったそうです。ここはプロ意識の芽生えでどうにか乗り切ってもらいましょう。
スリップしたという訳ではないのですが、5巡のWRとしてはかなり面白い存在です。
ムーアと少々被りますが、ムーアはおそらく今季までですので、その後釜になれれば◎といったところでしょうか。
WRはジュディと複数年契約をして、おそらくアマリさんとも再契約するでしょうから、No,3レシーバーの座を巡って、去年一昨年のドラ3のベルとティルマンと争います。
彼らはキャッチ力が魅力ですが、ルートランに苦戦しているところがあり、NFLではいくらキャッチ力があってもセパレート出来ていないとパスが飛んでこないので、違ったタイプのトラッシュの指名はかなり面白いと思います。
線が細いのも弱点とされていますが、近年では同じ様なタイプもNFLで活躍しているので期待しましょう!
おかげさまで、トラッシュの指名で私の機嫌は治りましたw


6巡206位 LB ナサニエル・ワトソン  6-0 233lbs  ミシシッピ州立大

カレッジでは6年間プレイしておりすでに24歳。
身体能力は高くないものの、堅実なプレイでタックルを量産してきた選手です。昨季は137のトータルタックルという素晴らしい数字を残しましたが、そのうちソロタックルは35で割合が低く、タックル力が少々心配ではあります。しかしフィルムを見る分にはそこまで心配は無さそうではあります。
ロスタックルとサックも二桁を記録していますが、これはブリッツによる割合が高いようです。
ブラウンズのLBはJOKがブレイクし、契約延長はまず間違いない状態ですが、その他がベテラン単年契約で誤魔化しており、このドラフトで上位指名もあるかなあ?と思っていたところですが、そもそも今年のドラフトではLB陣は不作でしたので、チームはハナからLBの上位指名は考えていなかった節があります。
その中で、十分な実績があるワトソンを指名出来たのは良かったのではないでしょうか。
今シーズンからキックオフが変わるり、以前よりもスピードよりもタックル力が必要になるという触れ込みなので、STよりの指名かもしれません。
ただこの順位以下はロスターは確定とは言えないので、フィールズ、ディアバテとの競争になります。
それと2度の逮捕歴という実績もあります‥


7巡277位  CB マイルズ・ハーデン 5-11 195lbs  サウスダコタ大

やっぱり今年も指名したCB。ベリーはCBを見る目は確かなGMですが、共通として言えるのはタックルがちゃんと出来るCBだという事。これは徹底していますね。
という訳で、ハーデンもちゃんとタックルが出来るCBです。なんならタックルがウリなくらいです。
足がちょっと遅いのが災いしてしまったのか、もう少し上位で指名されてもよかった選手ですね。
ご存知ブラウンズのCB陣は層が厚くてお馴染みなので、ロスターに残るのは大変ですが、CBは何枚いても構わないのでハーデンにはさらに層を厚くしてもらいたいですね。


7巡243位 DT ジョウォン・ブリッジス 6-1 313lbs  シンシナティ大

2巡でホールを指名した時も薄々感じてはいたが、ブリッジスの指名でそれは確信に変わった。去年の3巡のDT、シアキ・イカを早々に諦めやがったなと!
てな訳で、イカちゃんとのロスター争いになりそうです。
イカちゃんは3巡なので、本来なら負けるはずは無いのですけどね‥
そのイカちゃんはOTAに減量した姿で現れて、何かを変えようとはしています。
ブリッジスは先発経験が豊富な選手です。まずはローテーションの一角に入るのが目標ですが、なかなかブラウンズDTもメンバーが揃っているので、PSからのスタートになるのかなあと思います。


指名が予想されたOTの指名はありませんでした。チームはウィルズを評価しているって事ですね。再契約もありそうです。

今年のブラウンズのドラフトは巷の評判は非常に悪いですが、巷の評判はスキルポジションの選手をバリューピックしないと評価されないので、評価されるわけがありません。
そしてみんな忘れちゃいないかと思うのは、ブラウンズはスキルポジションの選手はドラフト前から揃っているのですよね。ならば無理にスキルポジションの選手を指名する必要は無く、余裕のある今のうちにしっかりと杭を打ってチームを安定させるドラフト戦略でした。



答えは来年‥いや、再来年!!みんな頑張れー!!!

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