虹の橋🌈を渡った愛犬くうと私の後悔vol.3
いざセカンドオピニオンへ
腫瘍、命に関わる状態。
嫌な予感を持ちつつ、昨日同僚に勧められた病院へ向かうことしました。
昨日は、受付時間が間に合うこと出来ず受診出来ませんでしたが、私の周りでは評判が良い病院でした。
ここ数年引っ越しが続いていたことで、かかりつけ医で信頼出来る病院がなかったのも、この病院に決めた理由です。
もちろん口コミや評価はチェック済み。
評価は良いことから、うーん、ということまで色々なコメントが出ていました。
相対的には、信頼出来そうな病院だな、という印象を持ちました。
個人病院ではあるものの、病院の規模は大きく、常時3人の先生とその倍ほどの看護婦さん、事務員さん、とスタッフはたくさん居ました。
受付で昨日の病院で言われたこと、検査結果を持参してきていることを伝え待合室に座り、周りを見渡すと、たくさんの患者犬が飼い主さんと順番を待っています。
(皆んな愛されているのねぇ。わんこは家族だもんね)
そんなことを考えながら小一時間待って、ようやく呼ばれ診察室へ入っていくと、40代前半くらいの男の先生が担当してくれるようでした。
「今日はどうなさいました?」
少し疲れたように見える先生でしたが、物腰柔らかく人当たりの良さそうな方だな、と感じました。
今までの経緯をお話しして、前の病院からのデータもお渡ししました。
先生はCD ROMのデータを確認して、
「ふんふん、なるほどなるほど」
ひとしきり確認すると、
「これが腫瘍、異物という判断はこのデータからは確認出来ないんですよねぇ」
「うーーん、これのこと言ってるのかなぁ、、。」
そんなことを話しながら、腫瘍、異物が確認出来ず困惑している様子。
「命に関わる状態だと言われたんですが」
「このデータからではちょっと分からないので、エコーで見ましょう」
私は、その時点で安堵の気持ちが湧いていました。
(良かったぁ。別の病院に来ていなかったら、今日の夕方には何もない腸を切除されるところだった。なんて恐ろしい)
その時点で昨日の先生に対して不信感が増し、とんでもない先生だ、くらいの感覚を覚えていたのです。
エコー検査は、とても丁寧に診ていただきました。
先生も懸命に腫瘍を探そうと、かなり念入りにしてくれているのが、見ていて分かりました。
結局のところ、先生の見立ては、
腫瘍、異物は確認出来ない。
しかし、子宮に水が溜まっていて[子宮水腫]という状態であること。
これは危険な状態でいつ破裂するか分からないので、早急に摘出手術を受けるべきだと。
万が一、子宮摘出手術の際に腸に腫瘍があったならばそこで摘出することも出来る。
1番の気掛かりは、血液検査の結果を見ると状態はとても悪いので、なんらかの腸の病気を抱えている可能性大。
あまり楽観的な状況ではありませんでした。
くうは、ここに至るまで黒い便が出る以外は至って元気でした。
階段も元気に登り、ご飯は残さず平らげ、病気を抱えているようには感じていませんでした。
恐れていた悪性腫瘍の心配は、一旦置いておけそうでしたが、やはり別の手術の必要性を突きつけられることになりました。
(こんなに元気なのに、そんな状態だったのか)
ショックでした。
しかし、まだ10歳のくうです。
娘のリングドックをくうとぽんたにやってもらうのが私達の夢。
まだまだ一緒に居たい。
「今日の今日で決めてください、と言われても戸惑うでしょうからね。一週間分の薬を出すので、次回来る時までに決断してくれれば」
そんな先生のお気遣いに好感を抱きながら、セカンドオピニオンに来たことで良い方向に向かって行くだろう、と安心すること出来たのです。
結果的には、子宮水腫は両病院ともに指摘されたので、まずはそこから治療すべきだと決断しやすかったのもあります。
信頼出来る病院、先生に出会えて良かった、とこの時は思っていたのです。
vol.4へつづく
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