聴導犬
先日、大学に聴導犬トレーナーの水越さんが来て、授業で聴導犬の講演をされた。今聴覚障害や視覚障害についていろいろ学んでいるので自分にとってすごく刺激のあるものだった。今回はその講義の内容を少し話そうと思う。途中、失礼な表現があるかもしれない。予めご了承ください。
皆さんは聴導犬を知っているだろうか?盲導犬なら聞いたことある人もいるだろう。聴導犬については知らない人の方がもしかしたら多いかもしれない。そのくらい普及率?が低いらしい。
この記事を見て知った人もいるかもね〜(*ˊ˘ˋ*)ウフフ ありがとう。
第一に皆さんは聴覚障害者に会ったことがあるだろうか?電車に乗っていてもあまり見たことがないかもしれない。というより気づいていないかも...?
視覚障害者は点字ブロックにそって棒を使って歩いていたり、目を閉じてたりと見た目で判断しやすい。しかし聴覚障害者はその点あまり見た目で判断しにくい。手話を使って会話していたりすると分かりやすいが、全員が全員2人以上で行動しているということもないので、電車の中だったりすると判断が難しいかもしれない。
実際に別の講演会で高度難聴の方の話を聞いていても、(聴覚障害者であると)認識されることが少なく、呼ばれても反応しなかったりするため、感じの悪い人という風に勘違いされてしまうことも少なくないそうだ。
そこで登場するのが聴導犬。聴導犬は聴覚障害者をアシストしている。例えば、歩道のない道路を歩いていて後ろから車や自転車が来たりしたら、道路の脇の方に行くように飼い主の方をしきりに見たり注目されるように行動する。タイマーが鳴っていたら、飼い主の所に寄っていった後、タイマーをつんつんしたりして教えてくれる。冷蔵庫が開きっぱなしになっていたら、また飼い主につんつんして冷蔵庫をつんつんする。
そして褒美にエサをもらう。
ちなみにこの時に飼い主の手からあげるのではなく、タイマーが鳴っているのを教えてくれたらタイマーから、冷蔵庫が開いているのを教えてくれたら冷蔵庫からあげるのだそう。目をそらしているうちに。教えてくれているうちに。
甘やかさないようにするためだそうだ。
上の写真の聴導犬、ひまわりが実演してくれた。また聴覚障害者と生活してる姿を動画で見た。本当に賢くて感銘を受けた。相当訓練しているんだろうな、と思った。
トレーナーの水越さんによると、聴導犬はこれらの行為は1種の食べ物をもらうための遊びだと考えているようだ。(すごい。勉強も遊びだと思えると飲み込みが速いよな…と思いつつ聞いていた笑)
犬の種類によって考え方が多少違うので、種類によって訓練法を変えることもあるそうだ。ラブラドールレトリバーやミックス犬が多いらしい。保健所で保護されている犬を使うことも多いそうだ。
しかし、全員が聴導犬を飼っているわけではない。だからもし聴覚障害者を見かけたりしたら、手助け?してくれるとありがたい。多少の手話が出来るとなおgood!笑 手話が出来なくとも指さし表示などをしてくれると助かるそうだ。
また、盲導犬よりはるかに聴導犬の認知度が低い。ぜひとも聴導犬やその活動について知ってほしいと彼女は言っていた。ちなみに彼女は聴導犬のPR活動もしているみたい。
分かりにくい表現ばかりで申し訳ないが、このつぶやきを機に、より聴覚障害や聴導犬について知ってもらえると嬉しく思う。
ここまで読んでくれてありがとう。
(上のタイトルの写真はきちんと許可をもらっている。)
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