インタビュー企画第七弾 星秀美のいまここ。前編
今回は俳優、星秀美さんにお話を聞きました!
俳優の他にマルチに活動する星さん。バイタリティー溢れる彼女の面白いお話を聞きました!
以下 星秀美→星 中佐→中 カオス→カ
星:星秀美と申します。現在フリーで俳優をやっているのと、「すてらぷらんにんぐ」と言う個人企画で企画の運営と、「読み合わせカフェ」と言う企画の店長をやってます。
カ:読み合わせカフェってどこでやってるんですか?
星:最初は渋谷のカフェを借りてやってたんですけど、下北とか後楽園のレンタルスペースでやってたりします。
カ:なるほど。固有のスペースじゃなくて色々なところでやってるんですね。
星:最近は「new民家bar」っていう後楽園のレンタルスペースに落ち着いてる感じですね。
中:人を色々集めて台本を読む会みたいな感じ?
星:そうですねーとりあえず私と副店長のおしばい演太と、ゲストのスタッフさん毎回3人くらい呼んで、お客さんに自由入場で来てもらって、お客さん同士で読み合わせしてもらうみたいな。
中:あ、お客さんが読み合わせするんだ!じゃあ演劇やった事ない人が読む事もあるんだ!
星:そうですそうです!あと昔やってた人とか、大学で今やってる人とか!
カ:へー面白いな!
星:楽しいです!観劇おじさんと俳優が読み合わせたり!
カ:観劇おじさんいいな!
星:観劇おじさんノリが良いし、俳優よりうまいのでは
中:観てるだけある!
俳優を始めたキッカケ
星:キカッケっていうとふわっとするんですが、3歳の時からクラシックバレエやってたんですが、クラシックバレエで毎年発表会やってたり、あとはバレエ団のオーディション受けると公演に出れる機会に出させてもらったり。その舞台で照明浴びて、お客さんから拍手もらうのが好きで!私は小学校中学校の時あんまり活発じゃないというか。大人し目の子供だったんですけど、その自己表現の場がある事に結構救われてて。で、中学で演劇部入ろうって思ったけど演劇部がなくて。文化祭の演劇の演目とか3年間皆勤賞でやったりとかしてみたり。やっぱり楽しくてやめられなくて、高校で演劇部入って、大学で演劇の学校入って。自分の中で「ずっとやってくぞ」ってのは幼い頃から思ってました。
カ:小さい頃から人前に立って何かやる事の楽しさには気づいてたんですね!
星:そうです!拍手を貰うのが好きでした!笑
カ:ずっとやってるのも凄いですね
星:いやでも本当に飽きっぽいところがあって!習い事も色々やらせてもらってたんですけど、あんまり続かない事が多くて。バレエだけが続いてたんですけど、演劇も高校で演劇部入ってからずっと続いてるんで。自分でもワーって思ってます笑
カ:ちなみに他の習い事ってなにやってました?
星:スイミングとか
カ:あー!やらされる!私も親にやらされてた!
星:あと書道とか、ジャズダンスとか
カ:ジャズダンスもやってたんだ!
星:ジャズダンスちょっとノリについていけなくて。バレエの雰囲気と違いすぎてついていけなくて
カ:凄い教育を受けている!
星:そうですねー!そこは両親に感謝です!
中:経歴で言ったら10何年かになるんだね!
星:そうですねー!初めて人前に立ってお金をいただいたのがバレエ団の公演の時だったんで、10歳くらいの時なので、芸歴だけ言うと長いですね!笑
中:クラシックバレエって経歴に書くとかっこいいよね笑
活動してきて印象に残っていること
星:美少女って名乗って昔活動してたんですけど、名乗り始めたのがロ字ックの「鬼フェス」って公演で、ボブ美さんの「ボブ美の部屋」って企画があって、そこで「小劇場アイドルvs自称美少女」ってものに出させてもらって。3人で対談させてもらって。そこから公式に美少女って名乗り始めたんですけど。その企画の時に、某俳優さんに「ブスじゃん」って言われて笑
カ:えー!
星:でもなんか、「ブスじゃん」って言われたかったんですよ!こいつはブスなのかブスじゃないのかって議論を起こしたくって笑。目的としては当時、剛力彩芽さんが検索入れると「剛力彩芽 可愛い」「剛力彩芽 可愛くない」って出て。それになりたかったんですよ!
カ:「星秀美 可愛い」「星秀美 可愛くない」笑
星:そこまで至らなかったんですけど、ブスって言われたのはある意味転機でした笑。意外と早く効果が出たなって笑。これいけるんだーって思いました!悔しかったけど!でもその「ブスじゃん」には感謝してます笑
カ:なんか美少女と可愛いってある意味呪いだよなって
星:そうですねー結構自分に枷をつけるというか。漫画とかでトレーニングの時にリストバンドに10kgとか重しをつけるじゃないですか。自分の体に重しをつけるスポ根みたいな感覚でした笑
カ:可愛い10kg!
星:可愛いスーツを着て!
中:でも美少女って星が名乗り始めてから、本当に可愛くなったよ!
星:ありがとうございます!実はいろんな人にそう言ってもらえる機会が増えて。名乗って良かったなって笑
中:自撮りが可愛い!
星:自撮りをうまくならなきゃなって思って練習してました!
カ:ズゴイ努力だ!
星:SNSがこんなに発達するとは思わなかったんですけど、今は自撮りの可愛さで仕事が決まるみたいな!時代を先取りしてたのかもしれません、なんて。
中:当時を振り返って記事書いて欲しいよね!笑
俳優をやっていて良かったこと
星:美少女って名乗ったりとか、俳優として配信したりとかしていくうちに、「自分を客観視」できるようになったなって。自分のことを客観視しできると、いろんな周りの人の事情にも想像が及ぶというか。俳優ってやっぱ脚本の書かれてない部分も読み解くのが大事じゃないですか。そうゆういろんな想像をして、人に寄り添うみたいな。俳優やるとそうゆう想像力がつくのかなって。
カ:なるほど
星:あとは、割と個人的な話なんですけど、いろんな人と知り合えたのが良かったなって。
カ:ふふふ良いことだ
星:短期間で濃密な触れ合いができて、普通は築けない人間関係が築けてるなって!いろんな人のことを知れるってのが良かったなって思います
カ:企業によるけどやっぱ出会いが無いってよく聞くし。
星:固まった人間関係ですもん
カ:自由にやってるとそれなりに知り合いができるよね
星:いろんな人の視点で、いろんな話を聞けるのが良いですね。「そうゆう考えもあるからねー」みたいな。
写真撮影:保坂萌
前編はここまで
!
試行錯誤を重ねながら、演劇という小宇宙を周回中の星さん。
後半もお楽しみに!
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星秀美
舞台俳優・企画制作者。
1991年生まれ。桜美林大学総合文化学群卒。
いわゆるエンタメ演劇から会話劇まで、幅広いジャンルの演劇公演・イベント等に出演する傍ら、個人企画の立案・運営を積極的に行う。2020年5月、イベントや演劇公演の企画運営を行う個人ユニット、すてらぷらんにんぐを立ち上げ。企画者としての主な活動は、「読み合わせカフェ」や、一人芝居のオンラインマッチングサービス「TRY-SYSTEM」の運営等
聞き手:中佐真梨香(空間企画)ツイッター:@4no5noiuna
インタビュー&ライティング:栗原カオス ツイッター:@iuuu_k
produce by 空間企画 ツイッター:@kuukankikaku
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