インタビュー企画第五弾 村田“あばれうまのりお”裕昭のいまここ。前編
今回は、高円寺のライブバー、高円寺いちよんの店長村田さんにお話を伺いました。
高円寺にある面白そうなライブバー!面白い店長さんです!
以下、村田さん→村 中佐→中 カオス→カ
村:高円寺でライブバーをやってます。高円寺いちよんの店主の村田です。
中:村田さんとはお会いするの2回目なんだけど、どうやって出会ったかと言うと、ぶらぶら近所を歩いてたら記者をやってる友達から「こうゆう店があるから演劇界に広めて欲しい」と連絡が来て、その足で行きました笑
村:速攻来ましたもんね笑
カ:早っ笑
いちよんとはどうゆう場所?
村:古民家みたいな。もともと古いアパートだったらしくて。めぞん一刻みたいな感じで。風呂なしトイレ共同で下駄箱があって。そこを店舗貸ししようって時に入った店舗が「大陸バー彦六」で。そのお店、結構ウクレレのちょっとした聖地だったんですよ。僕もウクレレを弾いてたんですけど、ウクレレのフェスで知り合った方が誘ってくれて彦六に出会ったんですけど、そのお店がなくなる時に居抜きで引き継ぎました。
中:わりとお店としては新しいんですよね
村:いちよんになってからはまだ一年しか経ってないです。
カ:新しい所なんだ!
村:14年くらいやってたお店を常連さんごと引き継いだって感じですね
カ:アパートの一室て感じなんですか?
村:そうですね。一応カウンターとかはしっかりしてて。でも古民家といえば古民家。
中:ちっちゃい畳があって、ちゃぶ台があって、レトロなテレビがあって。なんかバカボンのパパが始まりそうな雰囲気
カ:その建物に何店舗か入ってるって事ですか?
村:うち入れて4店舗、下が人気のラーメン屋さんで隣が喫茶店
中:高円寺って雰囲気いいお店が多いですよね。
村:もともとそんな高円寺好きじゃなかったんですけどね
中、カ:ぎゃははははは!
中:好きになりました?
村:そうですね。住めば都っていうか。なんでも受け入れてくれる感じですね。
カ:なんでお店引き継ごうって思ったんですか?
村:もともとイベントをやるようなお店をやりたいなって思ってて、でもまだ物件も探してなかったし、お金の工面とかも考えてなかったんで、やるってタイミングでもなかったんですけど、これからライブやったり遊ぼうと思ってた場所がなくなるのがもったいなくて。前倒しにやってみようかなって。
カ:いい縁ですね!ウクレレは何年くらいやってたんですか?
村:5年くらいかな?嫁との結婚式の時、余興ってあるじゃないですか。で、だいたいピアノの弾き語りとかギターの弾き語りとか。ギターはデカいしピアノっていろいろ大変で。もともとバンドとかで歌ってたんですけど、結婚式に呼ばれて歌う事もあったから、何か手頃なサイズの楽器始めたいなと思って。それでウクレレを始めて、いろんな人に出会いました。
カ:ウクレレをやる前って何をやってたんですか?
村:もともと打ち込みで作るタイプだったんですけど、バンドとかもやったり。よくいるタイプのミュージシャン笑
カ:いろいろやってたんですね!
村:ヒップホップとかやっても、クラブとか深夜じゃないですか。眠いなって笑
カ:わかります!眠い!まだ20代前半とかはオールナイト耐えたれた!でも後半になるともう無理でした!笑
村:音楽事務所とかに呼ばれてた時もあったんですけど、「才能の限界」って曲を持ち込んだり
中、カ:ぎゃははは!
中:尖ってるなー!
村:基本的に曲とかも作るんですけど、ただただくだらないものを。俺の作ってるものは中身は空洞!誰の心にも刺さらないものを!
中:何も考えずに聞けるっていいですね!
村:もともと音楽がすべてじゃないんですよ。どちらかというとシティーボーイズとかひねくれたお笑いが好きなんですよ。それをできるのが音楽だった。
印象に残った事や事件ってありますか?
村:まぁそんなにないんですよね。出演者の方にも愛されてるし、基本何事も起きない店を目指してるんで!
カ:スタンスがいいな!
中:そこにただあるだけっていうね
村:事件っていえば、この間取材がたくさん舞い込んだ、配信ライブで看板に自粛警察みたいな張り紙が貼られたことですね
中:高円寺にもいたんですね
村:うちのが自粛警察かどうかわからないけど、たまたまタイミング的に自粛警察って言葉が出来る直前の出来事としてうちの張り紙がSNSで広まって。「#自粛警察」みたいな。
カ:どんな張り紙が貼ってあったんですか?
村:経緯を話すと、大阪のライブハウスでコロナの感染者でましたってニュースが出て、ライブハウスは危ないと。確かその頃からライブハウスは危ないと、ギターを背負ってる女の子が蹴られたり、駅の階段で引きずり落とされそうになったり。そんな話ををちらほら聞くようになって。その流れでライブハウスが全面休業しますみたいな。次の手段で配信でライブしますみたいな感じでいろんなライブハウスが動いてた時期があって。緊急事態宣言があった時に無観客で配信するのはいいのかって話があったんです。東京のガイドラインで「営業とみなしませんのでいいですよ」って出たので、じゃあうちももともと予定を組んでいたライブを配信しようってやったら、「安全のために緊急事態宣言が終わるまで営業を自粛してください。次発見したら警察に通報します」
カ:うわー
村:僕はお店やってるけど、気にせずにツイッターにあげるタイプなんで、写真をあげたら次の日に2万リツイートくらい
中:バズった笑
村:バズって次の日から取材がいろんなところから来て笑。気づいたら騒動のど真ん中にいました!
うちはダメージそんな無いけど、ライブハウス自粛しろってのが引っかかってて。東京都のガイドラインでOKとされてることをやってるんだけど、それはうちらが知ってるだけで、知らない人は全然知らないだろうからしょうがないなって。いろんな人いるから多少過激なこと言われるだろうなって思ってたし、そうゆうことをする人の気持ちもわからんでもないし。とりあえずライブハウスで無観客のライブ配信は都のガイドラインでOKだということを広めてもらおうと思って。だからインタビューをいっぱい受けました。インタビューを受けてるうちに自粛警察って言葉が出来上がって。他のいじめられてるライブハウスの抑止になればいいなと。
中:実際喋った事と、放送された事ってあってました?
村:まぁ、そんなわりと言ってる事自体はあってましたよ。謎なところもあったけど!
前編はここまで!
ちなみに6月から営業を再開しているので、お近くの方はぜひ足を運んでみてください!
高円寺駅北口歩いて5分(迷い込んで10分)
近くて遠い!マックラ・クライ・クライ!ウクレレ集団・ウクレレのミュージシャンの他、さまざまなミュージシャンに愛されてきた場所を受け継いで居抜きで開業した経緯を持つお店です。
時々ライブイベントなどを催しています。
将棋好きの漫画家さんもよくいらっしゃったりします。店主が将棋友達も探していますので、将棋の指せる方はぜひ一局お手合わせお願い致します。
カルアミルクを注文すると、岡村靖幸の「カルアミルク」が店内に流れます。
べイベーも是非来てね!
店舗名:いちよん
住所:東京都杉並区高円寺北2-22-11-2階
電話番号:03-5356-9147
営業時間:19:00 ~ 23:30
定休日:水曜日
店主:村田"あばれうまのりお"裕昭
Twitter:@NorioAbareuma
HP:https://t.co/JGeinpUu0b
聞き手:中佐真梨香(空間企画)ツイッター:@4no5noiuna
インタビュー&ライティング:栗原カオス ツイッター:@iuuu_k
produce by 空間企画 ツイッター:@kuukankikaku
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