インタビュー企画第四弾 榛名ゆきの のいまここ。後編
前編ではゆきのさんのこれまでを伺って来ました!
後編ではこれからの事を聞いてみようと思います!
以下、榛名ゆきの→春 中佐→中、カオス→カ
グラビアをやってみてよかった事
榛:自分のことを見れるようになってきた。俯瞰するとかそんな感じなんですけど。意外に考えずに生きていけるじゃないですか。それっぽいことは言えるけど。詰めて考えるとか、こうなりたいとか、散々人の欲求を見せられる事でできるようになってきた。
カ:人の欲求
榛:モデル側も本当はこうしたいとか聞くんです。私には凄く可愛く撮れていい写真に見えるんですけど本人にとって「絶対無理」みたいな、聞いたら本人のこうなりたいとかと全然違ったんだなぁって事があって。じゃあ私の場合はどうなんだろうって。写真は撮る方と撮られる方の欲望が出るからかもしれないです。
中:ちょっと演劇に通ずるものが
榛:表現の世界って全部通ずるものがあると思うんです
カ:前回取材した保坂さんにゆきのさんの写真撮ってみて欲しさあるな。
中:面白そう!
榛:そんなコラボができたら笑
今どんな状況?
榛:ツイッターにも書いたけど、今無職なんですよ
カ:仕事辞めたって書いてましたね!
榛:4月に転職して、事情があって辞めて、今無職です!
カ:辞めた理由聞いてもいいですか?
榛:訪問看護のお仕事だったんですけど、精神科って前編でも言ったように、人によって見方が違うからスタッフ同士の話し合いって大事だと思うんですよ。それを無駄だと言われてしまったり。
中:大事な情報交換じゃーん!
榛:ただひたすら訪問の件数と患者の件数を集めりゃいいみたいな。成果が欲しいみたいな。精神科って成果なんてロクに見えないんですよ。癌とかみたいに切って終わりって事でもないのに
中:手術数で測れるもんでもないですもんね。
榛:そうそう。薬使って治りました!終了!って事でもないから、そんな世界で何を測ろうとしてるんだろうって。でも解ってもらわなきゃいけないって思い色々頑張ってたんですけど、ちょっと無理だなぁって思っちゃって辞めました!
これからどんな世の中になってくと思いますか?
榛:これが好きとか、これがカッコイイとかがもっとバラバラと言うか。多様性が広がっていくんだろうなーって。ayuのドラマ見ててもayuやっぱカッコよかったなって。でも今、そうゆうアイコンいないじゃないですか。こうゆう男がカッコイイとか。そうゆうモデルがどんどん崩れていくなって。っていうことはもっと自分の欲求に忠実になっていくと思うんですよ。自分のフェチとかが大事にされる時代がくるのかなって思います。
カ:多様性
榛:多様性って欲望なんだと思います。女装しようが何しようが、ある程度のマナーのもとで認められてきたし、もうちょっとそうゆうのが大事にされるんじゃないかなって
カ:今同性愛が受け入れられていたり、男の娘とかも受け入れられてしますもんね。そうゆうのがもっとライトな時代がくると。
榛:各々の欲望が大事にされたらいいな。私が仲良くしている美熟女がいて、好きな事をやり続けてる50代なんですけど、その人凄くて離婚して子供二人を育てきって。今私と同い年の彼氏がいる!人生楽しそうすぎて羨ましい!
中:カッコイイ人生だな!やりきってる!
榛:この世の全てが詰まってるから私は彼女の事をゴールドロジャーって呼んでる笑
中:ひとつなぎの大秘宝か!
榛:ある日、彼女からLINEが来て「すげえ良い性交渉の夢を見ました」って!笑
カ:すげえ良い性交渉の夢!笑
榛:あーこれがひとつなぎの大秘宝かって笑
カ:すげえ羨ましいよー!笑
中:羨ましいし、凄い希望が湧いた!未来に対して希望を抱いた!笑
これからやってみたい事
榛:文章書くの楽しかったから、またやってみたいな。あと、看護学校や大学の教員はいつかはやろうって漠然と思ってます。次の仕事が落ち着いたら教員やってみたいなって。
カ:いいな!ゆきのさんの授業受けたい!
中:写真とかいっぱい載った教材作って欲しい!
カ:その授業受けたい!
榛:ありがとうー!教員はやりたいってのはあるんだけど、仕事はだいたいその時にやってみたい事で動いてて。次の仕事は看護ステーションの支店の管理者で。管理者ってのも一回やってみようって流れで!でも金髪は止めてって言われて笑
中:金髪いいじゃーん!
榛:どさくさに紛れてこのまま行こうと思ってたけど、面接で最後そこだけ言われて笑
中:なんか職種によって服装が縛られるのも無くなるといいですよね!
榛:結局今日これから黒に染めるんですけどね!ごまかす事にした!
カ:そうゆうの無くなっていく時代がくるといいなー!服装自由にしていいし、男の人がメイクしてもいいし!
榛:でも今、結構メイクしてる男の人が増えてますよね!
カ:ちょっとづつ増えてますよね!男の人がファッションでスカート履いてもいいし、でも興味がなければやらなくていいし。女の人も興味がなければ化粧しなくていいし。好きでやってる人が咎められない。個人の好みが受け入れられるみたいな。
中:でも今そんなに絶望的じゃないですよね!結構いるし。
榛:こうゆう人なんだなーってなるみたいな
カ:もっと多様性が認められる世界になって欲しいな。
インタビューを終えて
榛名ゆきのさんは美しいのは当たり前なんですが、自分の好きな事に対してとても誠実で、本当に強い方だなと思いました!
それがゆきのさんの魅力ですし、写真にもそれが現れていて、私はとても大好きです!これからもずっとグラビア続けって行って欲しいな!
と、思い、ダイエットのため酒ではなくお茶を飲むカオスであった。
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榛名ゆきの(はるな ゆきの)
精神科領域で看護師をする傍ら、被写体として撮影会やイベント等で活動。生身の自分自身をツールとしてケアや表現に使う楽しさにどっぷり浸かり続けている。
今春より病棟から精神科訪問看護ステーションに転向。
医学書院「精神看護」2020年5月号掲載。ツイッター:@haruna_yukino
聞き手:中佐真梨香(空間企画)ツイッター:@4no5noiuna
インタビュー&ライティング:栗原カオス ツイッター:@iuuu_k
produce by 空間企画 ツイッター:@kuukankikaku
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