引き寄せるモノ、引き寄せられるモノ、その原動力は。
ある日のこと。
私はTwitterで、素敵な幸運をもたらしてくれる素敵なかた(皆さんにあたたかな何かを届けたいという願望をお持ちの方…ほっこり成分とあたたか成分で出来ているみたいな方)と、出会いました。
こんなにも素敵な成分の方なのでは?
とやりとりで、ぴぴぴと感じられるって、
とてつもない幸運だと思いませんか?
そういう相性や感性。
第一印象や、ぴぴぴときたモノはなかなかに侮れないと感じています。
ゆるい優しいタッチのイラストの方。
言葉もあたたかくて元気を貰えるの。
「ほっこり」とか「えいやー」とか、そういう言葉。
角がなくて、なんとなく全体的にまあるい言葉がぴったりで。
無理してではなくて、自然に選び取ってするするーっと紡いでいる方。
憧れます…。
何だか嬉しいな…と、そのまま過ごし、予定通りに、下見兼ウオーキングという名のおでかけに出発しました。
【初めての場所に、遅刻厳禁で行かねばならぬ!】
【しかも徒歩時間が、かなり長いのだ!】
という、私には恐怖要素しかないミッションに備えて、練習のようなおでかけです。
こういう時に限って、私のスマホのネット環境は悪いのです…。何故に今なのよー。
あんなに自由な時間があったのに、予定が入った途端に調子崩すなんて。
なんてことでしょう。ひどすぎます!
ふんふんふん!これでも、怒り心頭です。
(訳:グーグルマップが使えない)
まあ、とにかく歩きだす。
お連れ様の有難き救いの手という名のスマホをお借りしながら。
「えー、行き過ぎてない??」
「ちょっと戻ってみよう…」
既に危険な香りしかしません。雲行き怪し。
ぷんぷんにおいます。
え?楽しいって?こらこら。
こちらは真剣そのものですとも。ぷんすか。
グーグル先生の地図をくるくるとまわしながらね。それがいけないのかな………?
行けども、行けども、それらしき建物は欠片も見えず。増えるのは車の交通量のみ。
どんどん車が増えていく…。
歩道は狭くなっていく…。
きゅーきゅーと、追い詰められる私達…。
足元はゆるーい坂道が、
だらだら、ずずずいと続いている…。
小さな悲しみがこみ上げてきそうになる…。
「間違ってないよね、グーグル先生…💦」
歩道の足元は、水はけの為に端に向けて傾いているので、更に歩きにくい…。
等間隔位にぺしゃんこのペットボトルが落ちていて、油断すると、つるりと足をとられる。まるでバナナの皮のように。
嘘だろーと思ったけれど、目の前で何度も繰り返し見たから、間違いありません。
怒られそうだけど、既に爆弾を抱えていたお連れ様は、足元がかなり辛かったそう。
ぺしゃんこペットボトルは、歩行者の足元をすくいます。もはや危険物であり、時に凶器となり得ます。
ポイ捨て、ダメ、絶対。と思いましたよね。
「あんな物のどこが危険物だよ…」と思わないでください。
「とんでもないもの」でした。証人だもの。
疲れが重なってきていると余計に、バナナ化するのです。足が上がらないからなのかな?
ペットボトルは、やはりゴミ箱に捨ててリサイクルしましょ。♻️♻️♻️
そんな事を考えながら、てくてく、てくてくと歩いていました。
始まった瞬間から、終わりへ向かっている、といいますが、真理だなぁと心底思いました。目的地が見えたときは!
私にも、出来るじゃあないかあ!✨
方向感覚に疎くても、たどり着けるぞお!✨
大きな自信を得ました。えっへん!
ひとり、満足しきっていると、お連れ様に何やら異変。雲行きが怪しいのだもの…。
「足が…無理だわ…ごめん…休みたいな…」
そうなのです。お連れ様は、足に痛みを発生するリスクを持つのです。
にもかかわらず、ウオーキングという目的の元、参加してくれました。
今すぐ!!休憩所を探さねば!
私に新たなミッションが課せられました。
目は皿のように!!
「向こう側の喫茶店に入ろうよ…」
「…え??あったの??」
お連れ様のアンテナの感度はこういう時は超高度。いい感じのお店がありました。
程よく、目と鼻の先。
励ましながら何とか、お店まで歩く二人連れ。お遍路さんばりにへとへとに見えるお連れ様。
「どうしよう、目と鼻の先だけれども、足が持つかしら?」で頭がいっぱいの私。
それ位に痛みは強いのです。
喫茶店の前には、優しげな店員さんが人待ち顔。とてもフレンドリー。
私達のアンテナは、とってもいい感じだったみたい。すぐにぴーんときました。
このお店、間違いない。いいお店だ。
根拠はないけれど、第一印象は強烈にそう伝えてくるの。
はやくはやくー。はいろうよー。って。
店員さんに促されて、扉に手をかけ…
引く。…あ、間違い。もう一度ね。
押す。…おや??
「ごめんねー、それね、引き戸なのよー」
めちゃくちゃ気さくなお母さんが笑顔全開で教えてくれた。
気恥ずかしさを謝意で隠しながら入店。
こじんまりとした、何故か寛げる感じのあのお店の空気に満ち溢れていました。
初めてなのに…。
やっぱり間違っていなかったぞ。アンテナ。
違うメニューをひとつずつお願いすると、当然のように
「じゃあ、半分ずつにしてあげるからね、待っててね」と。
常連さんだって言ってもらえないお店がありそうな言葉を、さらりと一見さんの私達に投げかけてくれるお店。
一気に期待しかなくなってしまった。
このひとが作ってくれるお料理は、どんなお料理なのだろう。
どんな飲み物なのだろう。
そんな事を巡らせていたら、
ぽつりぽつりと、続々常連さんがご来店。
どうやらこのお店は、皆さまの憩いの場。
待ち合わせの場であって、お茶する場。
からりと扉が開く度に、ふわりといい風。
少しずつ違うのだけど、皆さま一様に優しい風。不思議な程に。
またまた、そんなわけないでしょ?と思いますよね。
信じられないけれど、本当の話…。
教えたいけれども、もったいなくて、
秘密にしておきたい、言いたいけど言わない、本当に大切なひとだけ、こっそり連れてきたい雰囲気。
「はい、お待たせねー。」
笑顔全開で運ばれるのは、丁寧に分けられたパスタ。これが絶妙に美味しい。
冷製パスタ、よくよく冷やされ、締められ。
乗せられたたっぷりの野菜も新鮮ぱりぱりで、甘くてたまらない。
私、野菜はこだわる。好きだからうふふ。
続いてピッツァ。
とろーりチーズが明らかに山盛り。優しく等分出来るカット数にされていた…。
ほれてまうやろーっ!!!
個性的だから、詳しく書けないけれど、まあ美味しいったらない。
真似してみようかな…と頭をよぎる具なのだけれど、多分、この味は再現出来ないや。
近所なら通いたいよねと、顔を見合わせる。
特別な手作りジュースもいただき。
ぽろりと教えてくれた魔法の秘伝の味付け。そこにも優しさと気遣いが感じられました。
セットのケーキ🍰も、ふわふわで。
こんなケーキを作れるひとになれたら素敵だなぁと、噛み締めながら丁寧にいただきました。
このお店、実は二階建て。
一階は、ひとの交差点。
ぽんぽん軽口、でもあったかい。
二階もぜひにとご案内していただくと…。
これまた詳しく書けないけれど。
素敵なコレクションと、動けなくなるような魅力的なモノ達の空間。
素敵な小窓には、イメージ通りのレースのカーテンがふわりと留められて。
窓の外には、桜吹雪舞い散る…
ここは一階と二階、二種類の魔法がかかってるのだと確信。
それくらいに、奇跡みたいな場所。
帰り道の近道の地図までくれたマダム。
お名残惜しいけれど、おいとませねば。
いつかまた来たい…。
さあ、魔法の地図を片手に帰ります。
行きの半分くらいと言われたっけ。
行きつ戻りつ。
何とか目的地の駅前
…まできたら、気が緩みました。
ゆるーい下り坂。ふとかがむ姿勢をとったのが間違い。
あっという間に、
ずってーーーーん。
小さなひとのように、豪快に転びました…。手にしていた日傘の骨をひとつ曲げてしまい、膝もじんじんする。
帰宅後、総確認。
怪我の様子…。
#親指の生爪が少しはがれ 、出血。
#他の指は手を着いた時のクッションで痛い
#かばんがぼろぼろ
#心のダメージ 、巨大
信じられないけれど、普通の長さ(白い部分は数ミリ)からなのに、べろり…。
爪が、弱くて見慣れた光景ではあるけれど。
卵が割りにくくて、困ってる。
完全に気を緩めた自分のせいだから、しかたないなーと。
皆さま、くれぐれも小さな坂には注意。
そして、いつもアンテナを意識しておくと、
いざという時に、こんなにもいいことを引き寄せる。
あんてな、ぴーぴぴぴ。
私の、私達の大冒険。
引き寄せるモノ、引き寄せられるモノ。
共通点は、
ひとのつながり。
ひとのあたたかさ。
ふんわり、ふわふわ、ゆるりとね…。
実在する世界があったのです!!
初めに登場した、神さまのキャラさん。
本当に有言実行だよ、あなたはとてもいい出逢いを引き寄せてくれました。
私達は、そっと引き寄せられました。
ママさんも引き寄せてくださいました。
ひとのつながり、あたたかい。
ありがとう、と何度言ったか分からない。
原動力は、ひとのつながり。
ありがとう、と笑顔。
これにつきました。
ほっこりとクローズ出来て、よかった。