顔も知らない子と地獄デート👫💓(童貞あり)
彼女いない歴=年齢21歳の僕が、友達に紹介されて知り合った女の子とデートした体験レポです。この話は頭からおしりまでバットエンドで楽しいシーンがほぼないです。
〜LINE〜
紹介された女の子とはLINEだけ繋がり、しばらくやり取りした後一緒に出かけようという話になった。向こうは僕の顔写真を見たらしいが、僕は向こうの写真を見ていなかった。仲介役の友達からは、親友の顔写真を晒すことは出来ないと言われた。ディープフェイクが怖いらしい。なんじゃそりゃ。まさか顔写真送ってとかいうよくネットで見かけるキモムーブを本人に取れるわけもないのでそのまま顔も知らない女の子と1日遊ぶことになった。てか顔写真みたところで断ることも出来ないし(失礼だから)結果変わらんだろ……。
〜デート本編〜
11時に待ち合わせだったのだが、12時と勘違いしていて10時に起きた。←ゴミクズですみません。緊張をほぐすためウィスキーを1口だけ飲んで出発した。←この行為色々思うところあると思いますがまだ弱い人間なので見逃してください。改札前。初対面。来た。緊張からかお互い変なテンションになった。すぐに電車に乗った。なんか変なこと口走った気もするが相手が向かい入れてくれたおかげで上手くこの日を立ち上げることが出来た。やったぞ……!
そんなことはなかった。相手は朝飯ガッツリ食ってて僕はさっき起きたばっかりなので空腹だった。この時点で足並みが揃うわけない。お昼は僕が知っていた喫茶店に案内しテキトーに食べることとなった。(この喫茶店、去年酷い振られ方をした女の子とも来たことがあるので今考えると今後行きたいとは思えない。悪い思い出)
一緒にご飯を食べるという行為は不思議なもので絶対ちょっとは言葉を交わすので仲良くなりがちである。僕はですね、そんなちょっとした趣味の話題から入ろう(てか深い話をしたくない)と思っていたのに、ガッツリ深い話に潜られた。
これだけは許せないことってある?という話をしだし、相手がすごいベラベラと自分の正義について語り出した。自分は合理主義だから将来のことを考えて今頑張るタイプという。それから受験のAO入試?の自己推薦?の成功体験についてがその日の3割ぐらいの話題だった。小論文?面接?まじで何?受験の話まだするんだって思ったよ。俺は本当に受験の話がしたくない!(死にたくなる思い出しかないので)相手が高校時代ボランティア活動やら部活やら留学やら同志社に通って先生に顔覚えて貰ったことやらの努力(!)をずっと語ってて、この子は相当大学受験が成功体験として刻み込まれていて大切な思い出なんだろうなと思いました。その勢いのまま就活も同じ感じで突破しようとしているらしい。(何?)ひたすら頭いいね!しっかり者だね!と褒めておきました。これは正解が分かりやすく簡単だ‼️
なんか一貫して自分が大好きな自信あり自己肯定感ありタイプって感じだった。
僕は楽しい思い出(大変なこともひっくるめてね)を大切にする主義なので無駄なことも結構愛していきたい。幼少期、お母さんと1駅分とか無駄に歩いて面白い看板見つける遊びが好きだった。でも相手は合理思考の最短最小の力で突破するビジネスウーマンでした。この時点でまぁあまり自分のこと話さない方が適切かなと思った。彼女はすごく意見がはっきりしているからどうせ僕の脳みそなんか簡単に潰されると感じた。
そんな時間が耐えきれずぶらぶら買い物をした後、映画を見ることに逃げた。インサイドヘッド2を見た。俺は号泣してしまった。子どもが思春期に頑張る姿がとても好きだからだ。ストレートなメッセージがとても響いた。喫茶店で言ったけどあまり共感は得られなかった。
後付けで整理された綺麗な人生はさぞ気持ちのいいものなんだろうな。もちろん向こうにも向こうなりの闇があるんだろうけど。本当にキツイことってあんまりベラベラ喋れることじゃないし。でもさ、人生を本棚で例えるなら、向こうはしっかりとジャンルに分けられて人に見せられる中身なんだろう。俺はバラバラで本もぐちゃぐちゃで、帯は破れてるしカバーは折れてるし、埃まみれで積ん読ばっかり。写真集とかエロ漫画とかが詰まってるからあんまり人に見せられるようなものって少ない。そんな20年間を抱えてこうやって自己肯定感の高い人間に出くわすと酷く自分が情けなく思える。俺はさ、今日の時間はもっと2人で歩幅を合わせて楽しい時間を作って行きたかったのに、俺が相手に合わせらんなかったんだなぁ……。
というか、相手は相手で自己を開示して距離を詰めようとしてくれたのに僕の中にある取るに足らないプライドとかこだわりとか過去とかがそれを台無しにしかけたことが恐ろしい。最悪の悪態、最悪態をついて相手の過去を軽んじる発言をしなくてよかった……。
後半まとまらなくなったが、こんなに感じでとても傷ついて疲れて腹が立って真っ暗なアパートに帰ってきた。いつかこの日を愛おしく思える日が来るのだろうか。もう紹介で会うことはないでしょう。友達は僕と相手を勉強熱心という共通項でくくったらしいが僕は単に好きなことしかやってなくて彼女は生きるのに必要なものを力を振り絞って勝ち取って来た。
徹夜明け朝7時に書いてるのでもう意味わかんないです。忘れる前に、新鮮なうちに振り絞りました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?