テニス部に入ってよかったこと
こんにちは 奥村です。
引退から3日ほど経ち、ついにOGとなってしまいました。引き継いだお題が「テニス部に入ってよかったこと」でしたので、2年半を振り返りつつ、私の考えを書いていこうと思います。
まずは、テニスが上達したことです。高校の時のテニスは、安定感がなくラリーすることで精一杯でした。しかし最近は、ラリーで崩した上でチャンスボールをしっかりと狙いを定めて決められるようになったり、試合の中でここは攻める、ここは守る、というバランスをとることができるようになったりと、試合中に冷静に考えを巡らせることができるようになりました。
次に、テニスを通じて、自分の状態に敏感になったように思います。練習が始まって、アップでコートを走り始めると、すぐに自分の状態がわかるのです。体調がいいと、すっきりと体が軽いのですが、睡眠時間が少ない時や疲労が回復できていない状態だと、体が重いのを感じます。テニスのために休息や食べ物に気を付けるようになりました。
テニス以外にも、試合に勝つためにやってきたことが、日常にも好影響を与えていることがあります。応援を通じて、人を励ますボキャブラリーが増えたように思います。大学生になると、オリンピックやプロ野球など、スポーツ選手を応援することはあっても、友人を応援することは少ないのではないでしょうか。テニス部では、対抗戦でレギュラーイレギュラーにかかわらず、試合中の選手を大きな声で応援します。以前まで女子部の応援は、男子部のわいわいとした応援と異なり、決まり文句があって控えめだったのですが、最近は男子を見習って、活気ある応援になりました。応援によって試合の流れが動くことも多く、対抗戦において実は大切な要素の一つです。普段友人と話す時でも、人を励ましたりするのが上手になった気がします。
一年間主将をさせていただき、最もよかったと感じたことは、組織の仕組みが見えてきたことです。体育会の部活には上下関係や一見無駄に見える仕事や規則などがたくさんあります。後輩だった頃は、それに対し不満を感じていました。しかし、最近はそれも必要なものだと考えるようになりました。先輩は先輩の行動をして、後輩は後輩の仕事をする、ということが役割分担の一つであり、他の大学やOB様にその仕組みがうまく回っていることを見せるというのが京大硬式テニス部の名前を保つということなのだと理解できるようになりました。
テニス部に入って周りに迷惑をかけたり、辛いこともありましたが、いろいろな面で自分の成長につながったと思います。お世話になったチームメイトや監督、OB様には本当に感謝しています。本当にありがとうございました。これからのテニス部もよろしくお願いします。
次の人は「テニス以外で自分の人生に大きく影響した出来事」について書いてください。
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