【歌詞考察】「異形のダンス」SKE48 チームKⅡ
ある方のXのポストに触発され、SKE48 TeamKⅡ「時間がない」公演より「異形のダンス」について、主に歌詞を考えていきたいと思います。
「異形」ってあまり使われない言葉だと思うのですが、
私は『異形の人たち』という本で認識していました。(読めてはいない)
水野愛理さんの声が特徴的な「ソウルの~」の前(冒頭部)と後に分けられると思います。
歌詞を全て引用したあとで、私の考察(解釈)を書きます。
【解釈】
「私」はネットで荒ぶる匿名の人物の正体を知る。
その人は「異形」だった。
イメージとしては、体がひどく曲がっているとか、身体のパーツが欠損しているとか、自分が意図しない動きが出るとか。"ふつう"じゃないとされ、社会でうまくやっていけない反動で、ネットの世界に閉じこもり、卑屈になっていた。
だが、「私」のはたらきかけがあり、少しずつ変わっていく。 「鉢植え 芽吹いていく」ように「本当の僕になりたいと」「窮屈なヒールを脱ぐ」。
(「窮屈なヒール」は異形の者への偏見の喩えか。または、もっとリアルに、その人の足が動かないように押さえる装具のことなのかもしれない。別の見方をすると、SKE48は踊りやすいようにヒールじゃなくてスニーカーのことが多いということも踏まえているかも。)
「私」は「ふつう」で「僕」は「異形」とか分けなくていい。
ふつうって何だ?ふつうじゃなかったとして、何が悪い。
外に出て、踊ろう。
異形だって構わない「Let's dance」
周りを気にせず、自由に。
「道をあけなよ」通れるようにしろよ
変だと言われたって、むしろ見せつけてやればいい。
異形のダンス!
※フィクション、個人の感想です
「そよ風のように街に出よう」というスローガンに影響を受けています。
【もっと深めたいところ】
・「ソウル」「東京」と地名が出てくる意味。異形の範囲を広げて、外国人も入れると考えられるかな。Night Tempoさんってことで日韓の地名が入っている、くらいだと浅いか・・・
・「プールの底 東京の喧噪から遠ざかる」
プールの底が出てくる理由、暗示しているものが分からない。
【メモ】
ネット ⇔ ダンス(リアルの世界)
ふつう ⇔ 異形