手技療法で手首を傷めた苦い思い出
部屋の片づけをしていたら、懐かしいものが出てきました。
もう20年以上前、左手首を傷めていた時に着けていたリストバンド。
傷めた原因は、手掌圧迫をする時に手首を反らせ過ぎたまま続けたこと✋
手首を反らせ、関節をロックさせると安定するので、腕の力が弱くても押さえやすくなります。
けれどもそれを長期間続けると、手首の靭帯(手根横靭帯)が緩んで関節が不安定になり(下橈尺関節)、正中神経を刺激して手掌にしびれが起こすことがあります。
私も非力なので、ついつい左手首を反らせてロックさせたまま使っていたら、やがてしびれと手首の不安定感に悩まされるようになりました💧
バンドで軽く固定しながら仕事をしたのですが、結局症状がなくなるまでに半年ほど必要でした。
この苦い経験をしてからは、手掌部を使う時も手首の角度は90度未満にすることで、負担を少なくさせるよう注意しました。
現在は手技療法を指導する時にも、特に口を酸っぱくして伝えています。
手首は、母指、腰に次いで傷めやすいところですから。
私にとって戒めのリストバンドです。