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「医療的ケア児支援法」って何?

今日施行された、「医療的ケア児支援法」について紹介したいと思います。
こんにちは、くつばこ+のうたです。台風も通り過ぎたのか、雨もあがってますね。つまり、今日中にnoteを書くことを考えると急がなきゃいけないって言う時間なのがばれますね笑。

☆医療的ケア児支援法の施行

医療的ケア児支援法って知ってますか?僕自身、ニュースでふわっと見て初めて知ったんですけど、たんの吸引や人工呼吸器など日常的に医療的なケアが必要な子供と家族を支援することが国や自治体に対して「努力義務」から「責務」に変える法律だそうです。この法律の制定で各自治体が保育所、幼稚園、学校、放課後児童クラブなどでの医療的ケア児の受け入れに向けて支援体制を拡充することが必要となり、具体的には看護師や保健師などの配置をするそうです。

☆成立した背景

たんの吸引など、ずっと見守りが必要な子供は、赤ちゃんの頃に死んでしまうケースの減少に伴い、十数年前には1万人以下であったのに対して現在では約2万人と大きく増加しています。しかし、医療的ケア児は、身体能力・知的能力で測ると「障害」はないことになるため、今までは支援が十分に受けられない問題がありました。そのため、地域の学校にいくために母親の付き添いや、遠くの支援学校まで連れて行くことが必要になり、仕事を辞めざる終えなくなってしまうケースが多かったようです。

☆放課後デイサービスなども使えない…

仕事を辞める必要があることにより、経済的に生活が苦しくなるという問題もありましたが、さらに問題もあったようです。それは、障害児を預かってくれるデイサービスでは、「医療的ケア児」の受け入れを拒まれるケースがほとんどであった点です。放課後、デイサービスで預かってもらうことにより、本人も社会生活に適応できたり、親が働く&休みやすくなるというメリットがあります。しかし、医療的ケア児は看護師さんなどが常駐する必要があるケースなどを中心に拒まれることが多かったようです。ほかの「障害者」にとっては看護師は常駐している必要はないですけど、医療的ケア児にとっては必要不可欠な存在になることが多いわけですね。

☆どこまでお金をかけられるか、につながる

よくくつばこ+のnoteでも話題にしますけど、どこまで「医療的ケア児」や「障害者」に対してお金をかけて良いのか、かけられるのか、について社会全体で考える必要があるのでしょうね。今回でいうと、「医療的ケア児支援法」によって新たにお母さんが働きだすことができると考えたなら、思ったよりは費用が少なくて済むのかもしれませんね。限りある財源をどう分配するのか、難しい問題ではあると思います。(経済を成長させるしか、方法はないのではと言う気持ちは割とあります)

ということで、今日施行の法律、「医療的ケア児支援法」について話をしました。当事者的には大事な、意味のある法律ですが、大多数にとってはあまり意味のない、関係のない法律だなって思った人も多いとは思いますけど、支払った税金の一部が使われていると思えばちょっとは関心をもてませんかね?(違う)


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