ディナーテーブル症候群
ディナーテーブル症候群、どんなものか想像つきますか?
こんにちは!くつばこ+のせんです。数年ぶりに従姉妹に会いました。下の子はまだ幼稚園生。抱っこした写真を見たら、完全に親子でした笑
☆ディナーテーブル症候群とは?
みなさんディナーテーブル症候群という言葉を聞いたことありますか?ディナーテーブルはそのまま「夕飯」の意味です。……夕飯症候群???
ディナーテーブル症候群とは、聴者の家族の中で過ごすろう・難聴者や、ろうの家族の中にいる聞こえる子ども(コーダ)が家族の会話に入れず、孤立を感じてしまう状態のことです。もちろん家族の会話の中で孤立を感じる場面は、夕飯だけではないと思います。ただ、食事を囲み、今日あったことを思い思いに話したり雑談をしたりする夕食は、特に「会話についていけない」と感じやすいということで、“ディナーテーブル”症候群と名付けられたようです。
☆雑談って大切
家族で共通の言語を使う家庭で育ち、雑談が100%届くことが当たり前の人にとっては、「家族の雑談なんて聞いてなくても‥」「そんなに大事な情報じゃないでしょ」と思うかもしれません。でも雑談ってすごく大切なものなんです。今日あったこと、嬉しかったこと、辛かったこと、どーでもいいことだけど誰かに聞いてほしいこと、これらを気軽に言いあえる相手がいるって幸せなことなんですよね。せんの妹は寮に入ってまだ3週間ですが、家にいた時よりもかなり頻繁にLINEが届くようになりました。やっぱり、くだらないことやほんの些細なことを聞いてくれる相手が欲しいみたいです。
☆その場にいるのにわからない
一緒に食卓を囲んでいるのに、自分だけ話がわからず入れない、概要はわかっても細かいニュアンスがわからなくて同じように笑えない、そうなると食事の時間が寂しい時間になってしまいます。そして、自分だけわからない方法で会話をする家族に対してモヤモヤしたり、そうやってモヤモヤする自分が嫌になったり‥。こうなると、自分の居場所や自己肯定感にも影響してきます。つまり、"雑談がわからないだけ"ではなくなってくるんです。
多くの人が、社会人になって自立するまで、一番長く一緒にいる家族や共同生活の仲間たち。ディナーテーブル症候群の存在を知ってもらって、孤立を感じる人が1人でも減るといいなと思います。