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手話は選択肢の1つ

たくです。FacebookやInstagramで写真や「彼女とデートなう♡(相手もいねーよ)」などの文章などの投稿をしたことはなく、もちろん「いいね!」も頂いたことがありません。大学にて社会学の講義で「いいね!」の数に踊らされている人が増加している、と学んだので「ケッ、度し難い話でござるな。」と反抗心満々でしたが、noteのお気に入りの数が増えていくたびにわお♡と喜んでしまっています。嗚呼…私も…社会的動物であった…。ともあれ、読んでいただいて誠にありがとうございます。

☆手話を使いたくない、という声

大学に入学して以来いろいろな方にお会いして、ろう者だからと言ってみんな手話を使っているわけでないということは幼いころから知っているのですが、大人になるたびに理由や背景を知る機会も増えていくので色々考えさせてくれます。あれ?耳が聞こえないんでしょ?音声だけじゃ分かりにくいじゃん?だから手話を使えばいいじゃん?と一般的に述べるとしたらそうかもしれません。ただ、手話って見た目がとにかく目立つんですよ。電車の外から窓を見ても誰がいるか分からないくらい大変混んでいるときでも、手がシュッシュッと規則性あるような動きをしていると一発で分かるんです。それをはしたないと思う方もいるでしょうし、また手話(特に日本手話)って日本語の文法とはまた違った独自のルールがあります。だから日本語が出来なくなるのではないか?などの意見も中には存在していました。そんなことないですよ…。発音が出来ないところからそういうイメージが派生したのかもしれません。

☆あくまでも選択肢の一つ

私は様々なコミュニケーション方法を試してみたのですが、やはり会話をする上では手話が一番理解しやすいことが分かったので、ある程度手話で話せたら助かるかなーって思います。ただ、手話って身に付けたとしても英語やスペイン語などとは違ってキャリアアップ(手話通訳者は除く)に直結するわけではないので仕事をする上でメリットはほぼないように感じるでしょう。もちろんコミュニケーションというのは自分がやりやすいもの、覚えたいものより越したものはありません。私と同じ立場の方がいるとしたら、手話も例外でなく、使ってみて自分がやりやすいと感じたらそこからスタートするのが理想的かなって思います。使ってみて「やっぱり手話じゃないほうが楽」と選択してくれたらいいですが、初めから使わずにその選択肢を排除して「使わない」というのは悲しいですね…。

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