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難聴スタッフの宿直日記

初の宿直勤務を終えたので、感想を書いてみようと思います。
こんにちは!くつばこ+のせんです。教育実習の準備が着々と始まり、いよいよか…と思っています。どんな生徒や先生に会えるのか楽しみ&ドキドキです。

☆グループホームの宿直って?

前から学習支援で関わっていた法人のグループホームで、宿直勤務を始めました。グループホームとは、児童養護施設の本園とは別の場所で、少人数の子どもを地域の中で養育する社会的養護の一種で、正式名称は「地域小規模児童養護施設」といいます。一般の住宅の並びにごくごく普通の一軒家が建っていて、そこで数名の子どもたちが生活をしています。その生活を支えるために、職員は24時間の仕事を交代で行っています。宿直は夜から朝にかけての担当、ともに寝泊まりをする勤務形態です。場所によって細かい違いはありますが、宿直の仕事内容としては、

夕方職員からの引き継ぎ 戸締まり
子どもたちを起こす 朝ごはんやお弁当を作る 
食器の片付け・掃除・洗濯を回す 
次の職員に引き継ぎ

などが主な仕事だと思います。

☆実際にやってみて

朝起きられるかどうかが心配で心配で仕方ありませんでしたが、これはなんとかクリアしました。(でも毎週ドキドキだと思います)
その他はあまり心配していなかったのですが、想定外の難聴者ならではのつまづきが2つ。
1つ目は電話。せんは電話はできますが、できればしたくないなと思っているタイプです。特に補聴器に直接音が入れられない電話機の電話は、とても緊張します。宿直のときは、緊急の電話がとれるように枕元に電話機を置いて寝ます。でも寝るときは当然補聴器を外しているので、すぐには出られません。そして実は、補聴器に電池を入れても、すぐに音が聞こえるわけではなくて、10秒ほど待たなくてはいけないんです。そんなことをしていたら、電話が切れてしまいますよね。どうしようかな…と思いましたが、結局片方の補聴器だけ電池を入れたまま、ケースの外に出して寝ました。めったに電話がかかってくることはないそうなので、このままずっと静かな夜だといいなと思っています。

☆生活音と子どもたちの声

2つ目は音に関すること。朝はいろんな音がしています。子どもたちが準備する音、ご飯を食べる音、洗濯機の音、食器を洗う音…そんな中で、子どもたちの声を聞き取らなければいけません。子どもたちは順番に起きてきて朝ごはんを食べるので、せんは基本キッチンに立って火を使ったり、食器を洗ったりしています。つまり、換気扇を回してる音や水を出している音が常にしているわけです。それでも子どもたちは話かけてくれるので、思わず「もう少し大きな声でお願いしまーす!」と伝えたくなりました。子ども同士が話している声も聞き取れたらなと思うのですが、これはさらに難易度高め。
まだ距離が少し遠いので、聞き取れなかったところをそのままにしてしまった場面がちょくちょくありました。信頼関係を築くためにも、できるだけ早く、「もう一回お願いします!」と言えるようになりたいです。

ということで、初の宿直勤務を終えた感想を書いてみました。すごく緊張してホームに向かいましたが、楽しく活動ができそうで、来週からも楽しみです。また何か気づきがあったら紹介しようかなと思います。

(日勤のときに起きた素敵な出来事noteも、読んでもらえたら嬉しいです)



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