ASDにも「生産性」はある?
昨日、LGBTにも「生産性」はあるというnoteを出しました。また、最後に、ADHDやASDの人も当然生産性はあるんじゃない?とちょっと投げやりだったので、それを回収します笑
こんにちは、くつばこ+のうたです。このnoteを書いてるときに、雨が降ってきて、雷が鳴っています。雷の音を聞くと、ぴかっと光ってから、何秒後に聴こえるかどうかでどれくらい遠くから聴こえるかで、距離を測るって問題を思い出してしまいますね笑
☆自閉症にも「生産性」がある
自閉症っていうと、「障害者」ってイメージがあると思います。障害者というと生産性が低く劣っているなどと思われがちです。しかし、どんなに少なく見積もっても障害者は1~2%、存在するといわれています。だとすると、進化論的には自閉症の人が劣っているわけではないと言えるのではないかと思われるということです。自閉症の人がいることにしっかりと意味があるよ、と。ということで、調べてみると二つの記事を見つけました。
☆ASDの人の「社会的役割」とは?
毎回のことですが、詳しくは記事を読んでほしいとは思います。例えば、聴覚過敏の人は音に敏感だったことで外敵から身を守る役割を与えられていたのではないか、大勢に流されず自分の考えを持てることが全滅を防いだのではないか、などが例としてあげられていました。要するに、一つ一つの場面に注目すると自閉症の人達にいて欲しい瞬間はたくさんあるのではないかという話ですね。
☆多様性の維持
そして、存在価値として一般化するなら、多様性の維持なんでしょう。進化論的にもよく言われるのですが、多様性の維持はとっても大事です。ちょっとした、外界の変化にも種として生存できるように多様性を維持しているわけです。(生物が有性生殖をする理由ですよね)そして、二つ目の記事にも書かれていますが、自閉症に関わる遺伝子はとてもたくさんあり100以上の遺伝子が絡んでいるそうです。これが自閉症はスペクトラムと言われる所以なのかもしれませんね。
☆「障害」と言われるわけ
まとめると、マイノリティが「障害」になるのか、逆に「強み」になるのかは環境によって変わってくるわけですね。言ってしまえば、100mを10秒未満のタイムで走る人なんて世界にはほとんどいません。でも、ごく一部の人はそれを生かして、オリンピック選手になったりしてるわけです。もう少し身近な話にすると、偏差値が75を超える人は世の中の上位2.5%。これも自閉症の人と同じくらいの割合ですが、間違いなく生きていくうえで、「強み」に働くものですよね。でも、ポルポト政権下のカンボジアでは間違いなく「弱み」になっていたものです。これが、障害の社会モデルの根本的な考えでしょう。