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miyakonomi
文字と雰囲気を「見せる」
オリンピック・パラリンピックと駅のホーム、この共通点は何でしょう?そうです。「音を文字に変えたこと」です。
こんばんは、お久しぶりな気がします。くつばこのりこです。秋学期の授業登録が済み、今学期も障害関連たくさん取りました。一方、大本命のバレーボールは落ちました。あーあ。早く授業始まらないかな!
☆歓声を見えるようにしたオリンピック
今回のオリパラは、無観客開催だったということで「歓声のない」静かな試合となりました。そこで現地を盛り上げていたのは、「ワアアアアア」とか「ウォォォォ」とカタカナで書かれたのぼり。海外選手のユニフォームなどにも使われて、存在感を示していたカタカナは、ひらがなよりも「音」を表す力があり、勢いがあります。そんなのぼりが会場に本来あるはずの「音」を見えるようにし、盛り上げていました。
☆駅のアナウンスを文字で表す
巣鴨駅に登場し、話題となった「エキマトペ」。駅のホームで流れるありとあらゆる音を、いろいろなフォントで表現しています。男女のアナウンスや電車の作る「ヒューーー」「キーー」という音、電子音の「ポロロポロロ」。誰もが楽しめるように作られている情報保障は、駅を盛り上げ、また日常生活の音の多さを実感するきっかけとなります。
タイミングの遅れや間違いもありそうなので、情報保障として完璧ではないかもしれませんが、一度巣鴨で何がどう流れているかを把握すると、他の駅での聞こえやすさも変わってくるのかもしれないですね。
☆情報保障以上の情報保障を
これらの2つは、目的にたどり着くまでの道のりは違えど、音を面白く見えるようにしている例です。1つ目は無観客を盛り上げるために。2つ目は聴覚障害者などへの情報保障をしつつ、なんだかおもしろいコンテンツに。そういった遊びゴゴロのある「可視化」は、共生社会を面白くするヒントであるように思います。