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ふれる博物館に行ってきました!⑤

「水に漬けると体積が増える」食べ物が怖いたくです。スーパーに半乾燥ワカメがゴムに括られて売っていたのでわかめの味噌汁を作って食べようと思いつき、買いました。乾燥状態で小さく縮こまっていたので、一気に使っても足りなさそうだなと思い、一気に鍋へ全部入れました。するとぶくぶくワカメが大きくなるではありませんか!挙句の果て、鍋からにょろり出るほど大きくなって味噌汁どころじゃなくなったので、急遽わかめスープに変更しました。高校の時もパスタ500グラム?少ないなあ。よし、袋ごと入れよう!と勢いよく袋をビリッ!鍋にボーーンと入れたらビュッフェ用のお皿に山盛りのパスタが出来たことがありました。最初はひょろひょろで物足りなさそうに見えるのに想像以上に増えるから差し加減が難しくて困るなあ…。
今日はふれる博物館の展示紹介最終回です。

☆録音機器その①「シンクロリーダー」

こちらは「録音テープのほかに検討した方式。テープではなくシート片面に磁性粉末を塗布した媒体(シンクロシート)に録音し、再生する」機械だそうです。細かい仕組みがよくわからなかったのでHPから抜粋しました。やり方としては真ん中にある透明のガラスにその日のニュースをピックアップした文章が掲載されている紙に磁性粉末を塗布した状態で挟みます。すると文章に書かれた文字が読み上げられます。こちらの性能はかなり画期的で万国博覧会など大規模のコンテストにおいて受賞したくらいでしたので大ヒットするに間違いない!と自信のある作品でしたが、思いのほか売れず、発展しませんでした。確かに方法としては新しいと思いますが機械自体が大きく、総量18㎏もある上、大量に読み上げることができないので、かなり不便だったから発展しにくかったのかもしれません。

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☆録音機器その②
 「盲人用4トラックテープレコーダー RQ8115」

如何にも見た目がレトロ満載のテープレコーダー。「ケ。昭和製かよ。」と侮るなかれ。4時間分の録音再生が可能で、当時持ち運びの機械がほとんどなかった時代の中、総量4㎏まで減らし、持ち運べるようなサイズにしたのは本当に画期的だったそうです。しかも故障したらしっかり修理の相談が可能というアフターサービスもばっちりの優れものです。レトロ好きの友人が言っていましたが、「昭和の機械ってボタンが少ないだろ?いちいち細かい操作しなくても良いから楽だし頑丈だから好きなんだ!」その真髄が分かった気がします。確かに音楽をあまり聞かず、レコーダー機器に疎い私でも操作しやすかったです。

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☆録音機器その③
「盲人用スピード小型カセットテープレコーダー RQ8145~8147」

シンクロリーダーは生産仕舞いとなりましたが、テープレコーダーは汎用性が高く応用も効きやすかったので一気に小型化・高性能化が進みます。名刺サイズのケース入りカセットテープレコーダーが開発され、それに合わせた機器がどんどん生まれました。また、一緒に付いていったうたくんが言うには、音質も良くなっていると言っていました。また、こちらはカセットテープが必要で時間制限も数時間と短く、録音再生が終わったらテープについている2つの穴を細い棒でくるくる巻き戻す作業があるのですが、今の子供たちは知らないんですよね…。最初から見たいときは巻き戻しボタンを押して徐々に巻き戻さないといけないとかもありましたね。これも驚かされます。「うっかり聞いちゃってネタバレにならない???」と聞かれました。ジェネレーションギャップを感じる…。今やボタン一個で最初から巻き戻しが出来るのですからすごいですね。この技術が発展した結果、ウォークマンが生まれたのかもしれません。

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☆まとめ

ふれる博物館の代表的な展示品や人物をいろいろ紹介させていただきましたが、初めての発見がたくさんあった大変意義のある時間となりました。主に盲者の歴史についての話が聞けるかと思いきや、本格的な芸術のお話や機械の進化の話など多岐渡るいろいろな話を聞けました。これまでたくさん視覚障害者に関するお話を聞いてきたので比較的詳しい方だろうと高をくくっていた節があったのですが、全然そんなことありませんでした。無知の知を知った瞬間でもありました。今はすでに終了していますが、いずれまた開催したら是非皆様も会場に赴いてみてはいかがでしょうか!?

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